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韓国の客船「セウォル号」沈没事故の裁判が２８日、ソウル郊外の地裁支部で始まった。
証言に立って救出された高校生６人は当時の状況を生々しく語り、逃げ出して乗務員に厳しい処罰を要求した。
「船はたちまち９０度傾き、横にあった出入り口が上になった。友達が下から押し上げて、出ることができた。非常口に続く廊下で３０人ほどの生徒が列をつくったが、救助隊は来ず、一人ずつ海に飛び込んだ。私が飛び込んだあと、波が非常口を覆い、約１０人が取り残された」「乗務員の助けはまったくなかった。手が届くほど近くにいたゴムボートに乗っている海洋警察官は、海に飛び込んだ人を助けるだけで、船内に友達が沢山残っていると言ったのに、黙って見ているだけだった」などと証言した。
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