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今年10月に6年ぶりに噴火した霧島連山の新燃岳では、先週25日から27日にかけて、最長で3分程度続く小さな火山性微動が相次いで観測されたと鹿児島地方気象台が発表した。
新燃岳では先月17日を最後に噴火が発生しておらず、地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動も同21日以降は観測されていない。
気象台によると、今月25日からきょう27日にかけて、継続時間が3分程度の振動の幅が小さな火山性微動が計5回観測されており、浅い低周波地震も時々発生しているという。
監視カメラには、火口から白い噴煙が立ち上るようすが映し出されており、気象台は「霧島連山の深い場所でマグマが蓄積されているおそれがある」として、引き続き、噴火警戒レベル「3」を維持し、火口から2キロ以内では噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
■国内の火山の現状は、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。
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