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横浜DeNAベイスターズが人気になった秘密って何?
■球団最速ペース!
2018年7月1日。

横浜DeNAベイスターズが、主催試合36試合をもって観客動員数100万人を突破したことが発表されました。

これは2017年よりも1試合早いペースとなり、球団史上最速。

1試合の平均動員数は、横浜スタジアムの最大収容人数の9割以上となる2万7千人台となります。

TBS時代最終年である2011年の平均動員数は1万5千人台だったわけですから、いかにその人気が急速に上がっていったかがわかります。

これだけ客が入れば当然チケットを取るのも以前よりも難しくなり、熱心なファンからは嘆きの声が出ることも。

それに応えるようにDeNAも観客席の増設を計画しており、2020年3月までに6,000席を増やすとのことです。

ベイスターズはDeNAに変わり、なぜこれほどまでに成長したのか。

その理由を探っていきます。

■チームが強くなった
チームが強くなるというのは、勝ちゲームを観れる確率が増すということ。

そのため、チームの強さは観客動員数にも大きな影響を与えます。

DeNAが保有する前のベイスターズはBクラス常連、どころか最下位常連の球団でした。

DeNAにもなってもすぐに強くなったわけではありませんが、2013年に連続最下位を脱出、そして2016年にはとうとう3位になりCSに出場するまでのチームに成長。

2017年はCSを勝ち抜き日本シリーズにも出場し、ファンを沸かせました。

試合に勝つというのは最も単純でかつ基本的なことですが、それだけに確実な効果が見込まれます。

それまで低迷していたチームなら、なおさらその反動は大きいでしょう。

■ネット戦略によるファン層の拡充
昔と違って今は、読売ジャイアンツでさえ全国ネットで地上派放送されるのが珍しい時代です。

そこでDeNAはネット戦略に手をつけ、2012年よりニコニコ動画で主催全試合を無料で配信。

2017年からは、AbemaTVでも同様のサービスを行っています。

試合をネットで、それも無料で視聴できるとなれば視聴人数が増えるのは必然的。

特にネットに馴染んでいる若い層には広がりやすく、多くのファンを獲得しました。

主催全試合を無料でネット視聴できるというサービスは、もちろんDeNAが初。

ベンチャー企業ならではの思い切りの良さを発揮し、そしてその選択が功を奏しました。

■コミュニティ・ボールパーク化構想の実現
DeNAは球界に参入した直後から「コミュニティ・ボールパーク化構想」を掲げており、さまざまな試みを実施。

試合を間近で観戦できる「エキサイティングシート」や数人がテーブルを囲んで観戦できる「BOXシート」などをスタジアムに導入し、観戦スタイルに多様性を持たせました。

勝負ごとですから勝つのと負けるのとではファンの満足感も大きく変わりますが、DeNAになってからイベントも多く催されており、試合以外でも楽しみを得れる環境が作られています。

またナイターゲームがある日の早朝は外野グラウンドが開放されており、気軽にキャッチボールを楽しむことができるという地域密着型のサービスも。

このようなコミュニティ・ボール化も、DeNAの人気がここまで伸びた理由の1つです。

■まだまだ残されている伸びしろ
チームの躍進、そしてDeNAの戦略が次々と当たり人気が大きく伸びたDeNA横浜ベイスターズ。

2020年に6,000席が増設されますが、この調子ではもしかしたらそれでも席が足らないのかもしれません。

昔より強くなったとは言っても、ベイスターズは1998年を最後に優勝からは遠ざかっています。

逆に言えば、優勝すればその人気はさらに爆発的に伸びることは間違いないでしょう。

この人気はどこまで続くのか。

それにはやはり、これからのチームの戦いぶりが大きく影響していきます。
【日時】2018年07月21日
【提供】YAZIUP

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