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台風21号直撃の恐れ「死者が出た1990年の19号と同じコース?」
強い台風21号は、来週23日にも本州を直撃する可能性が高まってきた。

防災科学技術研究所は、これまでの観測データの検証から、21号は本州を縦断して多数の死者や負傷者を出した過去の台風と似たコースを取る可能性があると明らかにした。

気象庁によると、台風21号は18日現在、中心気圧970ヘクトパスカルに勢力を強めて、フィリピンの東の海上から日本列島を目指して時速15キロで北上している。

この先5日間の予測では、20日には非常に強い台風に発達して、日本の南の海上に到達する見込みで、沖縄や奄美地方では21日ごろから大荒れや大雨となるおそれがある。

週明けの23日には本州の南まで進み、そのまま上陸する可能性が濃厚だ。

防災科学技術研究所で水害や土砂災害を専門とする研究チームは、1951年の観測開始以来、日本で起きた台風被害を記録したデータベースを検索。

21号の進路予測にもとづいて調べた結果、1990年以降に日本を縦断した6つの台風と類似したコースをたどる可能性が浮上した。

6つの台風のうち、4つは和歌山県、残るふたつは愛知県に上陸。

このうち、最も被害が大きかったのは、1990年の9月に発生した台風19号で、和歌山県白浜町に上陸した後は本州を縦断し、西日本の総降水量は1000ミリを超え、死者42人、行方不明者2人、負傷者200人近い負傷者を出し、多数の住宅破損や床上・床下浸水の被害を引き起こした。

また1998年9月の台風7号は、和歌山県御坊市に上陸してから近畿地方を通って富山湾に進み、山形県で再上陸。

その後は東北地方を通過して、死者・行方不明者18人、負傷者569人の被害が発生。

2012年には4号と17号のふたつの台風が上陸するなど、いずれも多数の被害が報告されている。

台風が近づくと、暖かく湿った空気が流れ込んで前線が活発化し、接近前からまとまった大雨が降る可能性もある。

気象庁によると、今月に入ってからこれまでに降った雨量は、福岡や広島で平年の3倍以上などと、各地で平年を上回る降水量が観測されており、土壌が緩んでいるおそれがある。

台風の今度の動向に注意し、土砂災害のおそれがある地域では、早めの警戒準備を進めて欲しい。
【日時】2017年10月18日 18:49
【提供】ハザードラボ

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