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広島・長崎の原爆運んだ米軍艦 フィリピン海で残骸見つかる
1945年に広島と長崎に投下する原子爆弾の部品を運んだあと、日本の潜水艦に撃沈された米海軍の巡洋艦「インディアナポリス」の残骸が、フィリピン沖の深さ5500メートル海底で発見された。

戦艦武蔵の船体を見つけた米国の実業家が率いる調査チームが19日に発表した。

マイクロソフトの共同設立者で、米国の資産家ポール・G・アレン氏は、父親が太平洋戦争に従軍していたことから沈没した戦艦への関心が強く、所有する海洋調査船オクトパス号を使って、これまでにもフィリピンのレイテ島沖で旧日本海軍の戦艦「武蔵」の発見を始め、デンマーク海峡海戦で沈没した英国の巡洋戦艦「フッド号」の回収に挑戦。

同氏によると、今回発見したインディアナポリスは2016年の調査で、従来の想定位置よりも西の海域で沈んだ可能性が高いという情報に基づいて探査したところ、フィリピン海の深さ5500メートルの海底で、残骸を発見。

公開された画像には、船の識別番号である「35」という数字や錨(アンカー)、上陸用の小型ボートの船体とみられる破片に米海軍を示す「USS」と「INDIANAPOLIS」と書かれているのが確認できる。

インディアナポリスは、全長186メートル、全幅20メートル。

太平洋戦争末期、広島、長崎に投下予定の原子爆弾用の部品をテニアン島へ運んだあと、レイテ島に向かう途中の1945年7月30日、日本海軍の潜水艦が発車した魚雷を受けて沈没し、1196人の乗員のうち、316人が生き残った。

アレン氏は、「インディアナポリスに関わった乗員と家族すべての人が、この発見によってひとつの区切りを感じてほしい」と話している。
【日時】2017年08月21日 12:48
【提供】ハザードラボ

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