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NO.5673351
沖縄県・久米島沖に海底火山 熱水噴出孔の周りにレアメタル
沖縄本島から西に100キロほど離れた久米島沖の海底に、溶岩ドームや溶岩流と見られる火山地形が広範囲にわたって分布し、熱水噴出孔周辺の鉱石から、金や銀を含むレアメタルが見つかった。

海保は2016年5月〜6月にかけて、測量船と潜水ロボット「ごんどう」を使った海底地形の調査を実施。

その結果、深さ1500〜1800メートルの海底に過去の噴火活動でできたと見られる溶岩ドームや溶岩流などの地形が広がっているのを発見。

溶岩ドームは複数あり、最大のものは直径約800メートル、高さ約220メートルほどに達しているという。

さらに溶岩ドームからは縄状の形をした溶岩流が斜面に沿って流れ出しており、その広さは東京ドーム255個分に相当する約12?まで及ぶ。

溶岩ドームや溶岩流の近くでは、「チムニー」や「マウンド」と呼ばれる直径30メートルほどの円錐形の地形が複数見られ、300℃を超える熱水を噴出していることも確認された。

海保からの報告を受けて、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がチムニーやマウンド周辺の鉱石を採取して、成分を調べた結果、平均して1トン当たり金2.9グラム、銀842グラムのほか、銅や鉛、亜鉛が豊富に含まれていることがわかった。

南西諸島周辺では、鹿児島県の沖永良部島沖の深さ1100メートルの海底でも熱水活動が確認されており、チムニーやマウンドの周辺には金や銀を多量に含む鉱床が見つかっている。

海底のレアメタル資源開発に結びつく発見だとして、今後に期待が寄せられている。
【日時】2017年07月25日 06:00
【提供】ハザードラボ

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