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NO.6061943
働き通してためた1億円以上、東日本被災地の子へ 91歳死去

編集委員・石橋英昭2017年12月23日09時30分
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忠内政惠さん。遺品の中にあった写真で、1987年に栃木・鬼怒川温泉を訪ねたときのもの。当時62歳(糸柳弘さん提供)

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 去年の暮れ、愛知県豊橋市の老人ホームで一人の女性が亡くなった。

 忠内政惠さん、91歳、働き通してためた全財産1億3800万円。そのほとんどを、東日本大震災の被災地の子どものために使ってほしいと、寄付先を決めた遺言を残していた。

 この秋から、震災で親を亡くした大学生の奨学金に充てられている。

 忠内さんは大正14年に大阪市で生まれ、幼いころ愛知県に転居。国立病院の事務職員として定年まで働いた。生涯独身だった。
[ 匿名さん ]