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NO.6384882
米ハワイ キラウエア火山 ビル15階の高さに噴き上がる溶岩

ハワイのキラウエア火山では21日、中規模の噴火が2回発生した。

地表には22番目の亀裂ができ、溶岩噴泉は15階建てビルを上回る高さに噴き上がるようすが観測されている。

キラウエア火山のハレマウマウ火口は21日、中規模程度の噴火が相次ぎ、噴煙は上空2000メートルを超えた。

地表の亀裂は22個に増え、噴き上がる溶岩の高さは50メートル近くに達した。

15階建てビルと同じくらいの高さだ。

島の南東地区では、複数の溶岩流が合流して、大きな赤黒い流れとなり、ハイウエイ137号線を横切って太平洋に流れ込んでいる。

ヘリコプターから撮影された画像を見ると、溶岩に巻き込まれた建物や、今にも延焼寸前の民家が多数確認できる。

溶岩流が流れ落ち続けている海岸周辺では、溶岩流の被害に加えて、海水の沸騰によって大気中に放出された硫酸を含む有毒ガスにもさらされている。

日本の産業総合研究所が開発し、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラに搭載させた光学センサーがとらえた画像データを見ると、ハワイ島南東部一帯から二酸化硫黄のガスが風に乗って広がっていくのがよくわかる。

ガスを吸引したり、眼に入ったりすると、肺水腫や失明のリスクが高くなるため大変危険だ。

米地質調査所(USGS)は「地下のマグマは今も供給され続けており、新たな噴火が起こる危険性があるうえ、溶岩流の動きも急速に変化する可能性がある」と話している。
【日時】2018年05月22日 10:42
【提供】ハザードラボ

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