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「おなごのくせに」「小娘に何ができる」 男性優位の風潮 今も 市町村議会の女性議員数 平均1割止まり
〈政治 平等ですか? 鹿児島〉
「主人を差し置いて議員になるなんて許せない」。鹿児島市議会議員の志摩れい子さん(77)は、県議会議員に初当選した25年以上前、懇親会の場で言われたことを鮮明に覚えている。隣にいた夫は「気にしなくていい」と励ましてくれたが、やるせなさが込み上げてきた。
当時の県議57人中、女性は1人。立候補する際、女性である自分への誹謗(ひぼう)中傷が寄せられることはある程度覚悟していたつもりだった。一部の年上の女性から「女のあんたは当選するでしょ」と投げやりな言葉を掛けられた時、さすがに胸が痛んだ。「自分の妻なら絶対に議員をさせない」と言う男性も。選挙への影響を考えるととても反論できなかった。
当選後、住民の要望や課題と感じたことは一度きりの指摘で済まさず、当局に何度も訴え続けた。そのかいあって政策に反映されても「女だから意見が通った」と言われる始末だった。
■程遠い目標
「女が男の領域に入ってくるなと非難された」「鹿児島で小娘に何ができるんだ?と言われた」
南日本新聞が県内の全女性議員77人(2月時点で議員だった元職含む)を対象にしたアンケートで、「おなごのくせに」といった男性優位の風潮が残っている実態が数多く届いた。ベテランだけでなく、1期目の議員からも相次いだ。
県内43市町村議会での女性の割合は6月1日現在、平均10.4%にとどまる。南大隅町の25%が最も高いものの、政府が掲げる「25年までに35%」との目標には程遠い。20%以上が6市町、20%未満16市町、10%未満9..
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[ 匿名さん
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