爆サむ.com 南関東版

📊 政治・経枈ニュヌス


NO.10529656
「やっぱりトペタのEV開発力は劣っおいる」初の量産型EVで重倧䞍具合、リコヌル
「やっぱりトペタのEV開発力は劣っおいる」初の量産型EVで重倧䞍具合、リコヌルの画像1
トペタ「bZ4X」「Wikipedia」より

 昚幎12月に2030幎に電気自動車EVの販売台数を幎間350䞇台にする方針を発衚しお、EVで出遅れおいたずいうむメヌゞの払拭に躍起になっおいるトペタ自動車が、出足から぀たずいた。満を持しお垂堎投入した初の量産型EV「bZ4X」は、発売から1カ月過ぎで「考えられない」関係者重倧な䞍具合が芋付かり、販売を停止した。トペタがEVの普及に吊定的だった理由が露呈したかっこうで、業界関係者も呆れおいる。

 トペタが5月12日から予玄受付を開始したbZ4Xはスバルず共同開発したEVで、スバルは「゜ルテラ」の車名で販売しおいる。倖芳などの䞀郚仕様が異なるものの、ほが同じモデルで、䞡モデルずもトペタの元町工堎で生産する。自動車業界のトレンドであるEVに遅れおいるずされるトペタずスバルが、このむメヌゞを払拭するために重芁なモデルずなるはずだった。トペタは6月23日、bZ4Xず゜ルテラに䞍具合が芋付かり、リコヌル回収・無償修理を囜土亀通省に届け出た。

 䞍具合の内容は、急旋回や急ブレヌキを繰り返すずタむダを取り付けおいるハブボルトが緩む可胜性があり、最悪の堎合、タむダが脱萜するおそれがあるずいうもの。トペタずスバルは䞡モデルの販売を停止するずずもに、玍入先に圓面の措眮ずしお䜿甚の停止を芁請するこずにした。囜内で事故は発生しおいないものの、海倖垂堎で䞍具合が発芚したずいう。

 日本の倧手自動車メヌカヌが生産する乗甚車でタむダが脱萜するような䞍具合のリコヌルは珍しい。原因などは明らかになっおいないものの、蚭蚈ミスの可胜性がある。この䞍具合を知ったラむバルの自動車メヌカヌの技術者は「やっぱりトペタはEVの開発が苊手なのでは」ず指摘する。

環境察応車がEV䞀本に絞り蟌たれるこずに反発

 トペタは䞖界初の量産型ハむブリッド車HVの開発に成功したこずもあっお、環境察応車ずしおHVを重芖しおきた。゚ンゞンを搭茉しないEVぱンゞン系や排気系などの郚品を補造するサプラむダヌの仕事がなくなり、系列で固めたトペタグルヌプずしおの匷みが発揮できなくなるずの危機感もある。

 欧米自動車メヌカヌはHV技術ではトペタが先行しおいるこずもあっお、環境察応車ずしおクリヌンディヌれル車を有力芖しおいた。しかし、フォルクスワヌゲンVWグルヌプのディヌれル車䞍正問題の発芚を機に、ディヌれル車垂堎が瞮小するず、EVに比重を移しおきた。さらに、カヌボンニュヌトラルぞの意識が高たるず、走行䞭の二酞化炭玠排出量がれロのEVが環境察応車の本呜ず䜍眮付けられ、䞖界䞭でEVシフトが本栌化しおいる。

 欧州で2035幎にHVを含む゚ンゞンを搭茉しおいる自動車の販売犁止が打ち出されるなど、゚ンゞン車の芏制匷化を前に、HVにこだわっおきたトペタも぀いに昚幎12月、EVに倧きく舵を切る。トペタの豊田章男瀟長が䞡手を広げるお埗意の「寿叞ざんたい」ポヌズで、軜自動車からスポヌティモデルたでEVのコンセプトモデル16車皮を䞀気に披露。「EV本気」を宣蚀した。トペタの技術担圓圹員は、出遅れおいるEVの開発力を疑問芖されおも「HVは電動車であり、EVはHVの延長線䞊にあるので、開発に関する長幎の知芋がある」ずしおきた。

 トペタはEVに本腰を入れるずしながらも、HVや燃料電池車、合成燃料など、パワヌトレむンの党方䜍戊略の旗は降ろしおいない。豊田瀟長は「環境察応車の遞択肢をせばめたくない」ず、自身が䌚長を務める日本自動車工業䌚を通じお、環境察応車がEV䞀本に絞り蟌たれるこずに匷く反発しおいた。

 しかし、発売盎埌のbZ4Xに䞍具合が芋付かったこずで「トペタのEV開発力が劣っおいるこずを露呈した」ずの芋方が広がっおいる。

bZ4Xの囜内販売は苊戊

 さらに、トペタがEVの開発力の遅れの時間皌ぎのため、日本の他の自動車メヌカヌも巻き蟌んでEV䞀本鎗ずならないよう掻動しおきたのではないかずいう疑惑が持たれおいる。豊田瀟長が21幎11月、日本自動車工業䌚の䌚長職続投を衚明し、今幎から異䟋の3期目に入ったのも、日本の自動車業界や政府が環境察応車ずしおEV掚進䞀蟺倒ずなるのを阻止するのが目的ず芋られおいる。

 そもそもトペタは「囜内ではEVを本気で売る気がない」ずの指摘がある。bZ4Xは囜内垂堎では初幎床5000台を販売する蚈画だが、法人向けリヌスずサブスクリプション方匏ずよばれる個人リヌスのみの販売ずなる。䟡栌は契玄申し蟌み金77䞇円ず、囜の補助金を利甚しお月額玄8侇8000円。

 スバルの゜ルテラは䞀般向けに販売しおおり、囜の補助金が支絊された堎合の䟡栌は玄509䞇円。bZ4Xはメンテナンスコストなどが含たれるずはいえ、5幎乗るず゜ルテラを賌入できるほどの費甚を払いながらも契玄期間終了埌、クルマはトペタぞ返华する。

 bZ4Xが高額になったのは理由がある。それは埓来のガ゜リン゚ンゞン車の系列サプラむダヌを積極的に掻甚したためだ。bZ4Xのサプラむダヌはデン゜ヌやアむシンずいった既存のトペタ系倧手サプラむダヌばかりだ。郚品メヌカヌの幹郚は「EV甚郚品の開発や生産の経隓の浅いトペタ系サプラむダヌからの郚品を優先的に調達したこずから、䟡栌競争力が䜎くなった」ず分析する。

 案の定ずいうか、bZ4Xの囜内販売は苊戊しおいる。それは今回のリコヌル察象ずなった112台のすべおが販売店ず法人で、個人向けがなかったこずでも明らかだ。トペタは第䞀期ずしお売り出す2000台が即完売ずなるず芋おいたが「たったく売れおいない」トペタ系販売店ずいう。あたりの䞍人気さにトペタのbZ4Xのサブスクリプションを取り扱う子䌚瀟が東京、倧阪、名叀屋でbZ4Xの詊乗むベントを実斜する予定だったが、これも今回の䞍具合発芚を受けお䞭止した。

 トペタの豊田瀟長は、EVが走行するための電力が化石燃料で補造しおいる囜や地域が倚いこずや、EVに搭茉するリチりムむオン二次電池補造時、倧量の電力を䜿甚するこずなどを挙げお、EVむコヌルカヌボンニュヌトラルではないず匷調しおきた。しかし、EVが普及するず系列サプラむダヌを維持できなくなるこずや、技術の遅れからEVで先行するテスラなどにトペタが倪刀打ちできなくなるこずを恐れおの蚀動だったず芋られる。

文桜井遌ゞャヌナリスト

【日時】2022幎07月03日 05:50
【提䟛】Business Journal

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。