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■バタバタ
いやはや、今回の民進党と希望の党のバタバタぶり、いやどちらかといえばバタバタしているのは民進党側が大きいように見えますが、あきらかに選挙に落ちそうなので、小池さん人気にあやかって議員生命の延命を図ろうとしている魂胆が見え見えです。
マスコミ各社は何故か突然の総選挙に「国民不在」「大義は?」と騒いでおりましたが、この民進党と希望の党の合流に対する騒ぎに対してはさほど批判的なトーンを帯びていません。
筆者的には選挙に勝つためだけに信念を曲げてまで行動することのほうがよほど「国民不在」であり「大義」の欠落であると思うのですが、どうなのでしょうか?
■国会議員はオイシイ?
しかしながらこういった騒動を目の当たりにするにつけて、そうまでしてその地位に縋りたくなる国会議員という仕事には、いったいどれほどの旨味があるのだろうか、とついつい勘ぐってしまいたくなってしまいます。
議員の報酬は各所でも発表されていますので、さほど目新しい話題でもありませんが、こういう時期ですので、今まで何となく、ぼんやりとご存じだった皆さんも、確認の意味を込めてご覧になってみてください。
■国会議員の報酬および手当
国会議員の報酬は月額で約130万円、年額にして約1560万円ほどになります。
これに加えて年額で一般企業のボーナスに当たる期末手当が年2回で合計約650万円、合せて2200万円ほどの報酬となります。
これは年齢に関係なく支給されますので、うーん、確かに美味しいといえば美味しいのですが……。
ところがところが、報酬の高さも勿論なのですが議員にはさらにうまみのある収入が存在しています。
それが「文書交通滞在費」という費用で毎月100万円しかも非課税! しかも報告義務なし!この金額だけでサラリーマンの平均年収の倍以上の金額になります。
さらにさらに! 業務を遂行していくうえで発生する事務コストも月額65万円で年間780万円支給されますので合わせて4100万円強が実質的な国家議員の収入となります。
さすがにこの金額になると、こちらのページを読んでいらっしゃる高額所得者の皆様も、国会議員のオイシさが実感できるのではないでしょうか。
参考にしていただけましたら幸いです。
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