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■ゴールド免許は有効期間が長いだけじゃない
あなたの免許証の色は何色ですか?
ゴールドですね。
おめでとうございます!
何がおめでたいのか?というオヤジはゴールド免許の優遇され具合を甘く見ているといわざるを得ません。
ゴールド免許といえば、優良運転者として免許の有効期間が5年と長くなっていることはよく知られています。
有効期間3年のオヤジに比べれば、5年というのはかなりの優遇です。
しかし、更新手続に行くのがちょっと楽になるだけだろ!と思っているオヤジもいることでしょう。
この部分にメリットをあまり感じないということであれば、それはそれで構いません。
「更新手続の費用なんて僅かな違いだし」と思えるならよいです。
とはいえ、ゴールド免許とブルー免許とでは、そもそもの更新費用が違います。
仮に、ずっとゴールドで5年に一回の更新になるのと、ブルーで毎回3年更新となった場合とでは、生涯でかなりの差が出ます。
しかも、ずっとブルーで3年更新ということは、交通違反の反則金も結構な額になっているでしょう。
さらに、優良運転者の更新時講習は、30分で終了です。
タイムイズマネーの考え方はともかく、拘束時間が短いことは余裕につながります。
ゴールド免許の優遇はまだまだあります。
たとえば、自動車保険の保険料が安くなる点です。
損害保険会社の考え方によっては、ゴールド免許も単なる免許ということで、保険料に影響しないこともあります。
しかし、ゴールド免許なら事故のリスクが低いとして保険料に反映させているケースもあり、無視できない割引率になっていることも。
なぜ、ゴールド免許だと保険料が安くなるのか?事故のリスクが低いといえる根拠は何か?この点について、損害保険会社としては、優良運転者なのだから、無事故無違反の実績があることを考慮しています。
■ゴールドよりもブルーが問題
そうはいっても、ペーパードライバーなら無事故無違反は当たり前で、運転技能が高いわけではないから、事故を起こす危険性が低いとはいえないのではないか? という反論もあるでしょう。
それに対しては、そもそも運転する機会が少なければ、事故の機会も少なくなるという確率論的な話で間に合います。
むしろ大歓迎といったところでしょうか。
さらに、SDカードというお得なカードをゲットできるのもゴールド免許の特典といえます。
SDカードのSDとは、セーフ・ドライバーを英文にした頭文字です。
自動車安全運転センターが発行しているもので、このカードを持っていると、全国の提携店で優遇を受けられます。
提携しているのは、たとえば有名百貨店や全国チェーンの紳士服店、レストランや金融機関など幅広い業種にまたがります。
小売業はわかるものの、金融機関がどんな優待をしているのか?と思ったら、ローン金利の割引だったりします。
なかなかですね。
実は、SDカードはゴールド免許でなくても取得できます。
1年以上、無事故・無違反であればOKです。
ただし、無事故・無違反の期間に応じてカードのステイタスが変わります。
SDゴールドやSDスーパーゴールドを手にするには、ゴールド免許を続ける必要があります。
SDカードを欲しいオヤジは、自動車安全運転センターに申し込む必要があります。
さて、こんなにも優遇の多いゴールド免許ですが、仮に優遇がなかったとしても持っておきたい免許です。
これだけ安全運転が叫ばれている時代になって、何度も更新しているのにゴールド免許ではないという場合、危険運転者として見られるリスクがあるからです。
ゴールド免許証が登場した当時は、格上の免許のようなまぶしさがありましたが、年月を経て、持っていないのがおかしいと考えられる状況になったといえるでしょう。
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