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大阪震度6弱 震源付近は「活断層の巣」死者3人 負傷者214人

大阪府北部で18日朝に発生したM6.1の地震について、気象庁は2度目の会見を開き、「午後3時までに発生した震度1以上の余震は16回(速報値)」だと述べて、今後1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけている。

消防庁によると、この地震の影響でこれまでに3人が死亡、大阪府や京都府、兵庫県など2府3県で計214人が負傷している。

消防庁の最新のまとめによると、午後12時15分現在、大阪府では395カ所に避難所が設置され、846人が避難している。

18日午前7時58分にM6.1の地震が発生して以来、午後3時までに観測された震度1以上の地震は計15回、このうち震度2は5回に上る。

気象庁によると、今回の地震の震源周辺には、「有馬-高槻断層帯」が存在している。

この断層帯は、高槻市の市街地北部から、神戸市北区の有馬温泉西方に伸びる長さ約55キロの断層で、過去には1596年9月に、京都や堺で1000人以上が死亡した慶長伏見地震(M7.5)が発生した記録があるのみだという。

この活断層の▽北側には、丹波高地から京都盆地にかけて伸びる「三峠(みとけ)・京都西山断層帯」、▽西側には阪神淡路大震災を引き起こした「六甲・淡路島断層帯」が大阪府北西部から兵庫県西宮市を経て淡路島に伸びているほか、▽その南側には大阪平野を南北方向に伸びる「上町断層帯」、さらに▽奈良県との境界近くには「生駒断層帯」と全部で5つの活断層が分布しており、まさに「活断層の巣」だ。

気象庁によると1995年1月以降、今回の地震の震源周辺では、ほぼ定常的な地震活動が観測されており、18日の地震はその南端付近に位置しているという。

また、今回の地震から西南西に約60キロ離れた場所では、1995年1月の阪神淡路大震災の震源があり、このときに発生したM7.3の地震では、六甲・淡路島断層帯の一部で地表にズレが生じた。

2016年の熊本地震では、M6.5の地震が発生した二日後に、隣接する別の活断層でより大きな地震が発生した事例もあることから、気象庁は「地震発生から1週間程度、同規模程度の大きな地震が発生するおそれがある」として、引き続き厳重な警戒を呼びかけている。
【日時】2018年06月18日 17:00
【提供】ハザードラボ

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