爆サイ.com 甲信越版

🏃🏾 スポーツニュース


NO.5927421
ジャパンカップ2017 その脚で王者引きずり下ろすかレイデオロ
■世代交代を進める一戦に
神騎乗と称えられる悪路での「内突き」をもって天皇賞秋を制したキタサンブラック(牡5・清水久詞厩舎)に、いよいよこの秋最強の刺客が差し向けられる。

それが菊花賞・天皇賞秋をスキップして、ここ一本に備えるレイデオロ(牡3・藤澤厩舎)だ。

若武者が引退前の王者に土をつけるか、それとも王者は王者のまま去っていくのか、JCの興味はこの1点に尽きると言ってよい。

■こちらもダービーでは神騎乗
ルメールの「一瞬の決断」なくして獲ることはできなかったであろう、レイデオロの日本ダービータイトル。

スローを見越したあの馬群上昇は、決断というより「何かが降りた」としか言いようのないタイミングと手綱さばきであった。

そしてひと夏越した神戸新聞杯では、のちの菊花賞馬キセキを一蹴。

あらためて順調さと強さを印象づけた。

母系は厩舎ゆかりの血統。

祖母レディブロンドは「伝説の1000万特別デビュー」から5連勝し、スプリンターズSを最後に引退した規格外の牝馬。

ちょっと奥手気味だったが、調教師はじめスタッフがレイデオロにいまだ伸びしろを感じるのはこの祖母の影響もあるらしい。

■3歳馬が古馬に混じって好成績
さて秋の王道G1といえば、3歳・古馬混合で行われ、その年の3歳馬のレベルが如実に暴露される瞬間でもある。

今年は秋に入って3歳勢が各地の混合重賞で好成績を収めている。

しかも短距離、中距離まんべんなくいいので、春のクラシック前に「今年のレベルは…うーん」とうなっていた(オジサン含め)評論家たちは、ここへきてかなり3歳馬を見直しはじめた。

その1頭、スワンS勝ちのサングレーザー(牡3・浅見厩舎)はホープフルSでレイデオロとも対戦経験があり、僅差の5着。

距離適性を勘案しても、レイデオロの実力が担保されることは間違いなく、JCで位負けするとは考えにくい。

さらにもし前週のマイルCSで3歳馬が「もう一丁」をやらかせば、その期待はいっそう膨らむというわけだが、果たして…。

■キタサン以外の古馬も黙っていない
毎年JCで怖いのは「秋2戦目」でここに参戦する組だ。

過去3歳馬がJCを勝った年の、馬券の相手とそのローテを見てみると

01年ジャングルポケット→3着ナリタトップロード・京都大賞典中止

10年ローズキングダム→2着ブエナビスタ(降着)・秋天直行

12年ジェンティルドンナ→3着ルーラーシップ・秋天直行

であり、他の馬たちは「王道を通った名馬クラス」と「凱旋門賞組」なので、とにかく馬券は堅い。

また3歳馬(今年ならレイデオロ)が勝たないとしても、過去2、3着には相当数の3歳勢が突っ込んでいることからも、レイデオロがただ凡走することは考えにくい。

レイデオロから馬券を買うなら

▼まずキタサンをどうするか
▼買えてもその他の馬は1、2頭がせいぜい

と心しておこう。
【日時】2017年11月19日
【提供】YAZIUP

本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。