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北朝鮮ミサイル飛来の場合 政府が緊急行動マニュアル公開
北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受けて、瞬時に緊急情報が伝わる「Jアラート(全国瞬時警報システム)」に対する国民の関心が高まっている。

政府は21日、内閣官房の「国民保護ポータルサイト」に「弾道ミサイル落下時の行動」を取りまとめたマニュアルを公開した。

菅義偉官房長官が発表した。

Jアラートとは、北朝鮮からの弾道ミサイル落下やテロ、津波をはじめとする大規模災害に備えて、通信衛星と全国の防災無線を使って、緊急情報を瞬時に伝えるシステムで、発動された場合は、特別なサイレン音が鳴ってメッセージを流したり、緊急速報メールなどで緊急情報を伝える仕組み。

当初、Jアラートを受信できる機関は地方公共団体に限られていたが、現在は各省庁をはじめ、報道機関や公立学校、病院などでも受信可能だ。

菅官房長官は21日午前の会見で「Jアラートの情報伝達の流れを示した専門サイトへのアクセスが急増し、国民から多数の問い合わせを受けている」と説明し、新たに弾道ミサイル落下時に取るべき行動を取りまとめたマニュアルを掲載したと発表した。

国民保護ポータルサイトによると、日本上空に弾道ミサイルが落下する可能性がある場合、屋外では▽できるだけ頑丈な建物や地下街などに避難し、▽近くに建物がない場所では、物陰に身を隠すか地面に伏せて頭部を守る。

屋内では▽できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋に移動するほか、自動車内では燃料に引火するおそれがあるので屋外と同じ行動をとるよう指示されている。

ミサイルが着弾したあとは、▽屋外であれば口と鼻をハンカチで覆いながら、現場から離れ、密閉性の高い屋内の部屋か風上に避難し、▽屋内にいる場合は、換気扇を止めて窓を閉めるなどの行動が示されている。

政府は、地方公共団体や都道府県の担当者を通じて、このマニュアルを広く周知していく方針。
【日時】2017年04月21日 12:21
【提供】ハザードラボ

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