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空母だけじゃない?中国人民解放軍の艦艇
■空母以外の中国艦艇
中国人民解放軍の艦艇と言うと空母「遼寧(りょうねい」など空母に注目が集まりがちですが、中国軍は駆逐艦やフリゲート艦などの艦艇も新型を揃えています。

ここでは、こうした「最近の中国艦艇」について紹介します。

■中国版イージス艦052型駆逐艦「旅洋」型
日本やアメリカに対抗する艦艇として中国軍もイージス艦の開発をしていますが、それが052型駆逐艦「旅洋」型と呼ばれる駆逐艦です。

中国軍でイージス艦は052C型「旅洋Ⅱ」型と052D型「旅洋Ⅲ型」を指します。

イージス艦の特徴である広範囲の探知能力を持つフェイズドアレイレーダーを052C型は装備していますが日米のイージス艦が持つ同種のレーダーよりも探知距離は劣ると言われています。

しかし、052D型では052C型では改良されて性能が向上したと言われており、武装は艦対空ミサイルとしてHHQ-9を搭載しています。

これは射程100kmを越える射程の長いミサイルです。

そのミサイルはVLS(垂直発射装置)48基が052C型にあり、052D型では64基になっています。

つまり、052C型と052D型は防空艦であるイージス艦として機能を備えていると言えます。

数は052C型が2004年から竣工して現在は6隻目までありますが、052D型は計画では合計12隻が建造されているそうです。

■20隻もある054A型「江凱Ⅱ」型フリゲート艦
また、駆逐艦より一回り小さい戦闘艦としてフリゲート艦があります。

中国海軍は満排水量3900トンで全長134mの054A型「江凱Ⅱ」型フリゲート艦を持っています。

2015年時点で16隻も建造し4隻を追加で建造する数では最も多い艦型と言えます。

イージスシステムは無いものの、主な武装として艦対空ミサイルを36発収納するVLSを装備している。

他にも100ミリ主砲1基に対潜ロケット弾も装備しており、駆逐艦並みと言っても過言ではない艦になっています。

中国海軍がこの054A型を20隻も整備するのは使い勝手の良い艦として使う為だと思われますが、尖閣や南沙など艦艇を出して警戒任務をするような時には054A型のようなフリゲート艦を出し、有事となった場合は052C型などの主力艦を要所へ送り出すと言う運用をするためとも言われています。

■試行錯誤から方針を見出した中国海軍艦艇
中国海軍は先に紹介した3つの艦型を作る前は試行錯誤をしていました。

ロシアから「ソブレメンヌイ」駆逐艦2隻を購入してミサイル駆逐艦の技術を知ってから、052B型「旅洋Ⅰ」型や051C型「旅州」型を建造するなどを90年代から2000年代初期に行っていました。

現在、中国海軍には駆逐艦は20隻以上、そして50隻近いフリゲート艦があり、これは旧式も混ざる数ではありますが、海上自衛隊が各種戦闘艦艇を合わせて50隻ほどと考えると不利な戦力であることは否めません。

乗員の質や装備が実際にどんな性能なのか中国艦艇には不明な部分はあります。

それでももはや侮れない脅威と言えます。
【日時】2017年11月22日
【提供】YAZIUP

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