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必ず弱者を殺す 戦争が変えた日本の社会構造
NO.5324933
2017/01/28 17:29:13
必ず弱者を殺す 戦争が変えた日本の社会構造
戦争は必ず弱者を殺す!第二次世界大戦が変えた日本の社会構造 生存率と死亡率を見てみると…
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2017年1月28日 6時0分 現代ビジネス
■「リンゴの唄」を聞いた人々
1945年の敗戦後、最初の大ヒット曲となったのは「リンゴの唄」(サトウハチロー作詞、万城目正作曲)である。
松竹が戦後初めて制作した映画「そよかぜ」(佐々木康監督)の主役に抜擢された並木路子が、その挿入歌として歌った。戦争で父と母、兄、そして初恋の相手までも失った彼女は、この歌によって図らずも大スターとなる。
戦中・戦後を生きた人々の手記や回想には、この歌を聴いた思い出が頻繁に登場する。敗戦の傷跡も生々しい街角で、買い物客でごった返すヤミ市で、混乱の残る職場で、外地からの引揚げ船の上で、人々はこの歌を耳にした。この歌を聴いたとき、多くの人々は流浪のさなかにいた。
復員兵たちの一部は、以前の職場に戻って仕事を再開しようとしていたが、他の者は職を失い、生きるすべを探していた。引揚者たちは、帝国の侵略先での職と財産を失い、困難な戦後を生き始めていた。国内にいた人々も多くが職を失い、また住む家を失い、農村の実家や親戚を頼ったり、その日暮しをするしかなかった。
ヤミ商売で生計を立てた人も多かったが、そうでなくてもヤミの食糧を求めて歩き回らねばならなかった。つまり人々は、移動のさなかにあったのである。
[ 匿名さん ]
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