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オーストラリア気象局(ABM)は27日、同国北東岸に接近中の巨大ハリケーンがカテゴリー4に発達して、クイーンズランド州に上陸するおそれがあるとて、厳重警戒を呼びかけている。
日本時間28日午前9時現在、豪州北東岸の街、マッカイ沿岸に接近中のハリケーン「デビー」は、中心付近の風速が時速175キロと推定され、5段階のカテゴリーのうち、2番目に強い「カテゴリー4」に発達した。
現在、南西方向に時速6キロでゆっくりと移動しており、きょうの午後には本土に上陸すると考えられている。
米国と日本など3カ国が共同運用する地球観測衛星アクアは27日、豪州上空で発達するデビーをとらえた。
強烈な暴風をともなうデビーは雲が渦巻いて、中心に目を形成している。
米海洋大気庁(NOAA)の国立ハリケーンセンターは、「この規模のハリケーンが直撃すると、民家の屋根が吹っ飛ばされ、海岸は大きな侵食があり、内陸部では洪水が発生するおそれがある」と警戒を呼びかけている。
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