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イタリア エトナ火山 28日未明に大爆発 地形が一変
イタリア南部シチリア島のエトナ火山が、日本時間28日未明に大爆発した。

噴煙は火口から高さ2800メートル上空まで立ち登り、真っ赤な溶岩流が白い雪原を焦がしながら進むようすがとらえられた。

イタリアの地球物理学火山国立研究所(INGV)によると、エトナ火山は今年1月下旬から地震発生回数が急増するなど、火山活動が活発化し、山頂南東部の火口からは、火山礫(れき)や火山弾を放出するストロンボリ噴火がたびたび発生していた。

現地時間27日午後5時に始まった爆発的噴火では、3329メートルの山頂南東部から、真っ赤な溶岩が噴水のように勢いよくあふれ出し、その瞬間、夜空がオレンジ色に染まった。

ふもとのカターニャ近郊では、腹の底に響くような激しい爆発音が轟いたが、降り続ける火山灰にもかかわらず、地元空港は1日経ったきょうも問題なく運行している。

INGVの現地観測所の研究員、ボリス・ベンケさんがとらえた写真では、噴火口から舌のように伸びる溶岩流で、山の斜面に残る雪が溶け、黒く冷え固まったマグマや火山堆積物によって山の表情が一変。

ボリスさんは「こんなに地形がしょっちゅう変化する火山は地球上に他にありません。南東部の火口にできた新しい溶岩ドームを、私たちはニュー・ベイビーと呼んでいます」と興奮している。
【日時】2017年03月01日 10:17
【提供】ハザードラボ

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