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野球 丸佳浩が巨人と5年契約 複数年契約のメリットとデメリットとは

■複数年契約のメリット・デメリットは?
12月11日、フリーエージェントにより広島から巨人に移籍をした丸佳浩選手の入団会見が行われました。

背番号はかつて原監督が背負っていた「8」、推定年俸は4憶5000万円。

そして契約年数は、5年にも及ぶ長期契約であることが報じられています。

これは5年間は年俸4憶5000万円が保証されているということで、丸選手は推定だけでも22憶5千万円を得ることが決まったということになります。

今回の丸選手のようにプロ野球界では長期の複数年契約が結ばれることがありますが、そんな複数年契約には良い部分も悪い部分も存在しています。

ここでは球団と選手、双方の立場から複数年契約のメリットとデメリットをご紹介します。

■球団のメリット
球団が選手と複数年契約を結ぶメリットは、契約を結んだ期間内は該当選手の保有が決まっていること。

これに尽きます。

ご存じのようにプロ野球選手にはFA制度がありますが、複数年契約を結んでおけば期間中に権利を取得をしたとしても選手の流出を防ぐことができます。

これを狙って、選手がFA権を取得する前年には複数年契約を打診する球団は多くあります。

また複数年契約自体が選手にとっては魅力的なものであるため、FA選手の争奪戦においてはその条件を提示すること自体が獲得成功率を上げるメリットと言えます。

■球団のデメリット
球団のデメリットとしては、選手が活躍しなかった場合の損失リスクが挙げられます。

当たり前ですが、複数年契約を結んだからといって選手が活躍をするとは限りません。

時にはスランプに陥ったり、最悪故障をして長期離脱をしてしまう恐れもあります。

もし長期離脱により出場試合数が0の年があったとしても、球団は契約で取り決めた年俸を支払う必要があります。

そうした無駄金を支払うことになるリスクは、契約年数が延びれば延びるほど大きくなります。

■選手のメリット
選手のメリットとしては、契約期間中は年俸が保証されていることが挙げられます。

たとえスランプに陥っても、故障をしても大金を受け取れるわけですから選手にとってこんなに安心できることはありません。

怪我と常に隣り合わせにいるスポーツ選手なら、尚更その思いは強いでしょう。

変動制でなければ年俸も固定されていますので、たとえ成績が落ち込んでも収入まで落ち込んでしまうことはありません。

確実な収入を得られるため、単年契約よりも安心して野球に打ち込むことができます。

■選手のデメリット
選手のデメリットとしては、契約期間中にFA権を取得しても他チームに移籍をすることができない点が挙げられます。

たとえば丸選手の場合は順調に行けば4年後に海外FA権を取得しますが、5年契約の期間中であるため、チームを移りたくなってもそれを実行することができません。

また年俸が固定されている場合は、活躍をしても上がらないこともデメリットとして挙げられます。

ただベースの年俸とは別に出来高による上乗せが設けられている場合も多く、その場合は複数年契約でも活躍すればするほど受け取れる金額も増えることになります。

丸選手の契約にも、そうした出来高払いが含まれていると報道されています。

■複数年契約には
このように複数年契約にはメリットもデメリットも存在し、大型契約の場合は球団に大きなリスクが伴うことも確かです。

実際にせっかく複数年契約を結んだのに選手がその年俸分の活躍が出来なかったという例は、過去にいくつも存在しています。

丸選手の場合はまだ若く故障も抱えていないので5年契約をレギュラーとして全うする可能性は十分にありますが、それでも巨人が背負うリスクは決して少なくはありません。

果たしてこの5年間で、丸選手はどのような成績を残すのか。

両球団のファンのみならず、気になる所ではないでしょうか。
【日時】2018年12月18日
【提供】YAZIUP

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