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溶岩止まった西之島「噴気は上がれど噴火はせず」
小笠原諸島の西之島について上空から観測を実施した海上保安庁は、「白い噴気が数メートルほど上がったが、噴火活動は確認できなかった」として、溶岩流の海への流入が止まっているとの考えを明らかにした。

西之島は今年4月、噴火活動を1年5ヶ月ぶりに再開し、2013年の噴火開始当時を彷彿させるくらい活発な溶岩の流出が観測されていた。

しかし、8月2日を最後に火砕丘中央の噴火口からの噴火は止み、その後に実施した2度の観測の際にも噴火が発生せず、溶岩流の先端の熱も下がった状態だったことから、専門家が「マグマの供給が停止したのではないか?」と指摘。

今月13日、上空から観測を行った海保によると、午後2時8分から1時間にわたって噴火は起こらず、噴火口の東側からわずかに白い噴気がたなびくようすが確認された。

赤外線熱観測機の調査でも、溶岩流先端の高温部が確認できなかったことから、溶岩の海への流入は止まったものと考えられると言う。

西之島をめぐっては、噴火活動が落ち着いた昨秋、国土地理院が現地調査を行なったデータをもとに25年ぶりに地図を更新したばかり。

6月には、噴火前(0.29㎢)の9倍以上に成長した2.72㎢の新地図が公開されたが、その直前に再開した噴火活動によって、海岸線は再び変わり、現在の面積は約3㎢と10倍以上になっている。
【日時】2017年09月19日 16:30
【提供】ハザードラボ

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