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習近平が激怒!?モーターショーから半裸美女が消滅
中国のモーターショーといえば、近年は半裸同然のドレスで観衆にアピールするスケスケのコンパニオンが“定番”だったが、ここにきて異変が起こっている。

11月21日から開催されている「2014年広州モーターショー」では、このスケスケコンパニオンが一掃されたというのだ。

開催日初日に訪れた現地在住日本人は言う。

「開催初日に見にいったんですが、服装が地味で、普通のワンピース姿のコンパニオンが多かったですね。彼女たち目当てのカメラマンも、例年より少ないなと思いました。そのせいか、女のコの質は多少、いつもより高かったように思います。一方で、ルックスが微妙なコは、スケスケとまではいかないけど、下着をチラ見せするような衣装を着ているブースもありました」

スケスケコンパニオンが姿を消したのには理由がある。

近年、半裸状態のセクシー衣装を着たコンパニオンたちが蔓延し、モーターショーが下品化の一途をたどる中、「コンパニオンだけが注目されて、肝心の車が紹介されない」という事態に、中国自動車業界は頭を悩ませていたからだ。

とくに今年、武漢市や北京市で行われたモーターショーでは、ミニスカ姿のコンパニオンが車によじ登って男を誘うようなポーズを取り、彼女のパンチラを撮ろうとする一般客が殺到。

トラブルになったという。

今回、広州モーターショー開催に先立ち、中国機械工業連合会や中国国際貿易促進委員会、中国自動車工業協会、地元共産党支部、地元新聞メディア協会が共同で通達を発表。

「公序良俗に反する、コンパニオンの過度な露出やパフォーマンスを禁止する」としたのだ。「あくまで自動車が主役であり、コンパニオンが主役になってはならない」(同通達)ということらしい。

「習近平政権は、中国国内の景気の停滞を受け、電気自動車を含めた中国産自動車を積極的に海外へ輸出すべく、必死に営業活動をしている。2013年には中国車の輸出は100万台を超えましたが、中国自動車工業会は15年までに、300万台に拡大しようとしていて、目標達成に必死です。にもかかわらず、モーターショーは相変わらず下品さ満開で、海外メディアも車のスペックなどは一切伝えず、エロさを強調した記事ばかり報じている。こうした状況に、習近平も怒り心頭なのでしょう」(大手紙北京特派員)

広州モーターショーでは、チャイナドレスなど中国の伝統衣装を着たコンパニオンが増えたという。

男性にとってみれば、やりたい放題のスケスケコンパニオンの消滅は、悲しいの一言だ。

(取材・文=金地名津)
【日時】2014年11月26日 19:00
【提供】日刊サイゾー

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