タイ国有鉄道(SRT)は、バンコクから東部のビーチリゾートを結ぶ「東部線」の観光列車サービスを拡充する計画を明らかにしました。対象となるルートは、シラチャ、バンセーン、パタヤ、ノンヌット・トロピカルガーデン、サタヒープといった観光地を網羅しており、今後の観光需要拡大が期待されています。2025年6月3日にタイ国政府観光庁が伝えています。
特に、国際線の増便が進むウタパオ国際空港との接続により、鉄道と空路を組み合わせたシームレスな旅行体験が可能に。これにより、地域経済の活性化や地方コミュニティへの波及効果も見込まれています。
SRTのウィーリット・アムラパーン総裁によると、観光列車市場は年々成長しており、2022年の収益は1,300万バーツ、2023年には3,600万バーツ、そして2024年には5,200万バーツへと急増。特に「キハ183」や「ロイヤル・ブロッサム」といったテーマ型観光列車の人気が高く、国内外の旅行者から注目を集めています。
SRTは今後も、列車による「旅そのものを楽しむ」観光スタイルを提案し、タイ国内の鉄道旅行の魅力を世界に発信していくとしています。
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