北海道内暴風、1人転落死16人けが 交通の乱れ続く
10/03 00:00、10/03 01:46 更新
男性がトタン屋根ごと転落し、死亡した牧場の搾乳施設=2日午後8時、十勝管内清水町
急速に発達した低気圧は2日、道内に最接近した。台風並みの暴風が吹き荒れ、十勝管内清水町の牧場では男性が屋根から転落し、死亡。道などによると全道で16人が負傷した。建物の倒壊や破損、倒木もあり、交通機関は大きく乱れた。札幌管区気象台は3日にかけて暴風や高潮、大雨に警戒を呼びかけている。
新得署の調べでは、2日午後2時半ごろ、清水町の牧場で搾乳施設の屋根を修理中の男性4人が風にあおられ約8メートル下に次々と転落。帯広市西16南2、会社員佐藤義昭さん(60)が全身を強く打って死亡し、他の3人もけがを負った。
屋根がはがれるなど住宅の一部損壊の被害は108棟に上った。
気象台によると、最大風速(10分間の平均風速の最大値)は宗谷管内利尻富士町の利尻空港で32・6メートル、釧路市で28・5メートルと観測史上最高を更新した。
交通機関では、JR北海道の列車356本が運休し、約4万人に影響が出た。函館—大間などのフェリーが運航を取りやめ、空の便は新千歳と道内や東北を結ぶ路線を中心に40便以上が欠航した。
気象台によると、3日にかけて最大瞬間風速は40メートル、波の高さは6〜9メートルが予想される。JR北海道は3日も特急や普通列車など30本を運休し、道内発着の一部のフェリーも欠航する。
10/03 00:00、10/03 01:46 更新
男性がトタン屋根ごと転落し、死亡した牧場の搾乳施設=2日午後8時、十勝管内清水町
急速に発達した低気圧は2日、道内に最接近した。台風並みの暴風が吹き荒れ、十勝管内清水町の牧場では男性が屋根から転落し、死亡。道などによると全道で16人が負傷した。建物の倒壊や破損、倒木もあり、交通機関は大きく乱れた。札幌管区気象台は3日にかけて暴風や高潮、大雨に警戒を呼びかけている。
新得署の調べでは、2日午後2時半ごろ、清水町の牧場で搾乳施設の屋根を修理中の男性4人が風にあおられ約8メートル下に次々と転落。帯広市西16南2、会社員佐藤義昭さん(60)が全身を強く打って死亡し、他の3人もけがを負った。
屋根がはがれるなど住宅の一部損壊の被害は108棟に上った。
気象台によると、最大風速(10分間の平均風速の最大値)は宗谷管内利尻富士町の利尻空港で32・6メートル、釧路市で28・5メートルと観測史上最高を更新した。
交通機関では、JR北海道の列車356本が運休し、約4万人に影響が出た。函館—大間などのフェリーが運航を取りやめ、空の便は新千歳と道内や東北を結ぶ路線を中心に40便以上が欠航した。
気象台によると、3日にかけて最大瞬間風速は40メートル、波の高さは6〜9メートルが予想される。JR北海道は3日も特急や普通列車など30本を運休し、道内発着の一部のフェリーも欠航する。