注目カードとなった峯田は「MVP対決は、あまり気にしていないです。ただ、ここで負けてはダメだと思っているので」と平常心を貫いた。出身地となる鹿児島・瀬戸内町からは50人ぐらいの応援団がかけつけることもあり「勝つべくして勝たないといけない。何回やってもアイツが勝つと思われるような試合がしたいです」と強い決意を口にした。
一方、竹本は50年以上続く所属ジムで初の全日本新人王を目指す。30年ぶりの新人王決勝進出で師匠の原田哲也会長も熱い視線を送る中で「何も気にしていないです。自分のために勝ちたいです」とキッパリ。またMVP対決には「盛り上がるのでいいと思います。KOで勝ちたいです」と意気込みを示した。
[匿名さん]
2018年12月23日日曜日
全日本新人王決定戦 クラトキの竹本雄利がMVP
第65回全日本新人王決定戦が23日、後楽園ホールで行われ、12階級で優勝者が決まった。最優秀選手賞には東西のMVP対決を制したフェザー級の竹本雄利(クラトキ)が選ばれた。技能賞はフライ級の湊義生(JM・加古川)、敢闘賞はS・ライト級の遠藤健太(帝拳)が選ばれた。
竹本は和歌山県のクラトキジムから初めての全日本新人王。同じく熊本県のS&Kジムからも初の全日本新人王が2人も誕生した。また、東西対抗の星取りは5勝5敗2分でまったくの5分に終わった。
竹本は少林寺拳法などを経験し、中学時代にクラトキジムでボクシングを始めた。アマチュア経験はない。大会終了後は「MVPを獲るなんて頭になかった。彼(フライ級の湊)が獲ると思いました。試合前は(峯田)に勝てると思っていなかった。これからはもっと強くなりたいです」と語った。
竹田(左)は接戦を制し、S&K初の新人王となった
◇ミニマム級4回戦
竹田宙(S&K)[2-1(39-37、39-38、37-39)]柴沼智樹(KG大和)
サウスポー対決は柴沼が前に出て、竹田がこれをさばこうとするが、前半はともに思うようなボクシングができない。3、4回は互いに体をぶつけ、盛んに手を出し合った。軍配は手数で上回った竹田に上がった。18歳の竹田は4勝1敗。柴沼は8勝2KO4敗。
[匿名さん]