日本では海外ドラマ『マッドメン』のドン・ドレイパー役で知られている、俳優のジョン・ハム(45)。
『マッドメン』でシリアスな役を演じる合間に『30 Rock』などの爆笑系コメディにもゲスト出演しており、業界から「どんな役も巧みに演じる実力派俳優」と高く評価されている。
イケメンで大スターなのにおごらないジョンは、性別や年齢を問わず幅広い層から愛されており、雑誌が「最もセクシーな男性」特集を組めば必ずといってよいほど名前が挙がる人気者なのだ。
実はジョン、ハリウッド史上最大とまで囁かれるほどの巨根の持ち主としても有名である。
2012年、巨根があからさまに浮き出ている姿で交際相手とニューヨークの街中を歩く写真が出回り、「ジョン・ハムのペニスは大きすぎて、サイズの合う服がない」「アナコンダならぬハムコンダ」と世間からネタにされた。
お笑い好きなジョンだが、自身の体について報じられることは許せなかったようで、「(性器のことを)プライベートな部分っていうのには、理由があるんだ」「放っといてくれよ」と激怒。
「まぁ、小さいって言われるよりは、デカいって騒がれた方がマシなのはわかるけど」と憮然としていた。
そんなジョンも40代半ばになり、気持ちに余裕が出てきたのか、最近では巨根を笑いネタとして使うことが増えてきた。
先日、ジョンを「インターナショナル・メン・オブ・ザ・ディケイド」に選出したオーストラリア版「GQ」誌のインタビューでも、「(巨根の話は)みんなにとって魅力的な話題なんだよね。もちろんボクにとっては違うけど」とコメント。
過去には「道を歩いているだけで、股間を指されるんだ!」と激怒していたジョンだが、巨根と呼ばれることに慣れ、楽しむ余裕も出てきたようだとファンを安堵させた。
今回、ジョンが選ばれた「インターナショナル・メン・オブ・ザ・ディケイド」だが、男性誌「GQ」が世界各国で主催している男たちを讃えるアワード「メン・オブ・ザ・イヤー」で贈られるものである。
ジョンはオーストラリア版「GQ」の同賞に選ばれ、16日に開催された授賞式にも律義に出席した。
授賞式では「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に輝いた、オーストラリア出身の白人女性ラッパー、イギー・アゼリアが先に表彰され、受賞スピーチで「この数年間でたくさんの賞をもらったけど、この賞はアタシにとって本当に意味のあるもの。賞を獲得したマンコ持ってますって、やっと言えるし」と発言。
会場をドン引きさせるというハプニングがあった。
今回の「マンコ」発言は、11年に「PU$$Y(女性器という意味のある言葉)」をリリースしたことで、「マンコのことだけをラップするオンナ」とバカにした業界の人たちに対するものだと見られるが、そんな事情を知る人はほんといない。
イギーは授賞式前に受けた「GQ」のインタビューでも、「“本年度のマンコ賞”って呼びたいわね」「自分をマンコに成り下げるのって、めちゃくちゃおもしろいって思っちゃうんだよね」「オンナってマンコに成り下がる日もあれば、ちゃんとした人間の日もあるし」と語っていたのだが、「まさか授賞式でもマンコと叫ぶとは……」と会場内の観客たちは、唖然としてしまったのだ。
イギーの受賞スピーチで、会場にはかなり気まずい空気が流れたようだが、 現地ニュースサイト「News.com.au」によると、その後「インターナショナル・メン・オブ・ザ・ディケイド」を授与されたジョンがステージに上がり、イギーが同賞=マンコと言ったことを受けて「なんて素晴らしいことなんだ。この私が世界で最高のマンコの持ち主だなんて!」と、にこやかに発言。
「お断りすることなんて絶対にできませんよね? この賞を断るなんて、しちゃいけない」「これは驚異的なマンコだ!」と、イギーを華麗にフォローしたのである。
このジョンのナイスフォローに、ネット上は大喜び。
「いい人すぎる」「ここは“世界で最高の巨根”だと言ってほしかった」「ハンサムなのに、こんなバカげたことを言えるなんてすごい」と大盛り上がりしている。
ジョンを大スターにした『マッドメン』は昨年シーズン7で放送終了。
今年に入り、新作映画『Baby Driver』の役作りのため、無精ひげを生やし、少々薄くなった髪を伸ばし放題にするなど、大きなイメチェンが話題になったジョン。
しかし、どんな姿になってもセクシーな男性フェロモンを漂わせていることから相変わらずの人気者で、「汚らしくても抱かれたい」という声が多く上がっている。
今回の発言で、ルックスは最高、巨根で、空気を読んで場を和ませたり気配りもできる素晴らしい人だと絶賛されているジョンには、今後は巨根ネタも披露してほしいものだ。
【日時】2016年11月18日(金)
【提供】サイゾーウーマン