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日本の外食は安すぎる」という話題がネット上でたびたび盛り上がる。
例えば、回転寿司チェーン店。
業界最大手の「スシロー」は1996年に「1皿100円均一価格」の1号店を出店、2番手の「くら寿司」は1984年に「100円で本物」をコンセプトに創業した。一部商品の値上げを除き、両社の「1皿税抜き100円」という“ベース価格”は今も変わらない。
安さを維持しつつ、売り上げも好調だ。コロナ禍の逆風をものともせず、スシローは2021年11月、くら寿司は同年12月の決算発表で過去最高の売り上げ高を記録したことを明かした。
一見、「企業は儲かり、消費者は安く美味しいご飯を食べられる」と良いことばかり。しかし、アメリカ在住の日本人ジャーナリストや国会議員に話を聞くと、その背景にある"日本経済の不健全さ"を指摘する声が上がる。
「お寿司の価格が安い」状態が続く裏で日本経済はどんな問題を抱えているのだろうか。
1皿100円が変わらない日本は不健全?