それより、国体道路や中洲大通りに昼間から立ってる客引きに付いて行ってたらボッタクリ風俗店に連れて行かれる(笑)
俺、興味半分で言われるがまま付いて行ってみた。
なんか怪しい通りだったけど、場所がハッキリと説明出来ないんだよね
珈琲の青山の前を西中洲方面に少し歩いて、一本目の筋を右折。更に50メートル程歩いた左側の一階路面店がそうだ。
店の受付にて、数枚のポラロイド写真を見せられ、20代前半の娘を選んだ。
店員から奥の部屋に通され、客引きの言う5000円を前金として店員に渡した。
店員はお金を受け取ると「暫くお待ち下さい」と言い残し部屋を出て行った。
すると、突然、照明が落ち、大音量のトランス系ミュージックが流れ出した。
そう、嬢の登場である。
ハッキリ言って、シルエットすら確認できない状態では勃つものも勃たない。
しきりに嬢が何を話し掛けてくるが、それすら聞き取れないのである。
僕はポケットからライターを取り出し石を擦った。
その火花に過剰反応したのは嬢だった。
パシッ!とライターを振り払って見せたのだ。
嬢は、僕の耳元でこう叫んだ。
「ごめんね!恥ずかしいの!それより喉が渇いちゃった。ビール飲みたい!2000円頂戴!」
よし!頼んでいいから少し照明を上げてよ。
「ちょっとだけね!」
そう叫んだ嬢は一旦、部屋を出た。
数分後、若干明るくなった部屋に嬢はビールを持参して戻ってきた。
え?えええ
なんだ このクソババア
まるで水牛じゃねえか
嬢が入れ代わったのか?
それとも初めからクソババアが成り済ましてたのか
こらオバハン!
と立ち上がった瞬間、この女が僕のイチモツをわしづかみにした。
「続きしたい?5000円頂戴!」
僕はクソババアを突き飛ばし、部屋のドアを蹴り開けた。
そして、ようやく気付いたが、この店内には僕とクソババア以外は誰も居ないのだ。
怒り心頭の僕は、福岡の友達に連絡を入れ、車を出して貰うよう頼んだ。
暫くして友達がセンチュリーで颯爽と現れた。
僕達は、客引きに呼び止められた中洲大通りを何回も巡回した。
そして遂に発見
ゲームセンター?みたいな店舗に引きずり込み、フルボッコ
そしたらね、騒ぎを聞き付けた仲間?ポン引き仲間らしき奴等が6人ぐらい駆け付けてきて「お兄さん達はどこのもん?」みたいな博多弁で詰め寄ってきた。
<省略>
結局、奴等はノラリクラリとしてるだけで最後まで組織の名称を口にすることはなかった。
この結末は、ポン引きのリーダーらしき30代後半の男が謝罪(土下座)した上で、返金するというものだった。
僕の描いた絵図では、組織の奴が出てきて、僕がフルボッコにされ…というものだったが、誤算だった。
その後の調べで、あれは○ネ○ツが関係してるらしいね