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韓国のパク・クネ（朴槿恵）元大統領が来る5月10日に開かれるユン・ソギョル（尹錫悦）次期大統領の就任式に出席することがわかった中、ムン・ジェイン（文在寅）大統領との面会もおこなわれるものと見られる。

パク・ジュソン大統領就任準備委員長は去る27日、ソウル・チョンノグ（鍾路区）の引継ぎ委員会でのブリーフィングで「26日、テグ（大邱）にある朴元大統領の私邸を訪問し、尹錫悦次期大統領の直筆の大統領就任式招待状を朴元大統領に渡した」と明らかにした。

その場で朴元大統領は、「委員長が遠い道を訪れ、次期大統領が直筆で招待の意思を明らかにしてくださって感謝する」とし、「新政府が出発するのにお祝いを申し上げるべきだと思う。現在の状態では3時間以上移動するのが負担になるが、運動とリハビリを通じてうまく耐えられるようにする」と述べたと、パク委員長は説明した。

尹次期大統領は去る12日、朴元大統領の私邸を訪問して、2016年に「チェ・スンシル特検」捜査チーム長として朴元大統領を捜査したことに対する申し訳ない気持ちを伝え、就任式への出席を要請した。

パク委員長は、元大統領の配偶者も招待する予定なのかという質問には、「元大統領らの夫人、遺族は招待対象なので、招待状を直接渡そうと計画している」と述べた。このため、ノ・ムヒョン（盧武鉉）元大統領のクォン・ヤンスク夫人、イ・ミョンバク（李明博）元大統領のキム・ユンオク夫人も招待するものとみられる。

このように朴元大統領が出席の意思を明かしたことにより、文大統領との面会も6年7か月ぶりに実現し関心が集まっている。文大統領は就任式に出席した後、直ちに新しい私邸があるキョンギナムド（慶尚南道）ヤンサン（梁山）に向かう計画だ。

パク委員長は、昨年の大統領選挙で尹次期大統領のライバルだったイ・ジェミョン（李在明）前キョンギド（京畿道）知事とユ・スンミン前議員の招待については「前例がないうえ、まかり間違えば敗北に対する痛手を想起させたり大きくする恐れがあり、礼儀にかけることもある」とし、「招待しないものと暫定結論を下した」と述べた。