先月30日、沖縄県の那覇空港で離陸しようとした航空自衛隊のF15戦闘機の前輪のタイヤが外れたトラブルを受けて、機体の緊急点検のため、全国の基地でF15戦闘機による訓練を見合わせていることがわかりました。
先月30日の午後、航空自衛隊那覇基地に所属するF15戦闘機が那覇空港を離陸しようとしたところ、前輪のタイヤが外れるトラブルがありました。
航空自衛隊によりますと、このトラブルを受けて、同じF15戦闘機が所属する全国の基地でおよそ200機すべての緊急点検が行われているため、F15戦闘機による訓練を見合わせているということです。
このうち、千歳基地でも、トラブルが起きたタイヤの取り付け部分について問題がないか専用の機材を使うなどして、確認作業が続けられているということです。
一方、この緊急点検で領空侵犯のおそれのある航空機に対するスクランブル=緊急発進には影響はないということです。
航空自衛隊では今後、安全が確認された機体から順次運用を開始する予定です