😎 不良・族全国

小６刺殺で児相所長「母親の状態悪いと考えず」

　大阪府東大阪市の民家で小学６年の長女（１２）が刺殺され、母親（３７）が殺人容疑で逮捕された事件で、府東大阪子ども家庭センター（児童相談所）の坪田真起子所長が３０日、記者会見し、「厳粛に受け止めている。母親の状態が悪いとは考えず、リスクをつかみきれなかった」と話した。

　坪田所長によると、昨年８月、母親の精神状態が落ち着いたため、児童養護施設に入所していた中学２年の長男（１３）と長女、小学１年の次男（７）を自宅に戻した。

　母親は昨年１２月２０日頃、家出を繰り返していた長男への対応について市に相談。同センターが長男を児童自立支援施設に預けることを検討したが、母親に具体的に話を持ち掛けると拒否されることもあったという。

　母親の状態が不安定になったのは１月中旬頃。１月１７日、市に「仕事に行きたいので、長女と次男を施設に一時預けたい」と申し入れたが、面談中に撤回した。１８日には長女が小学校を休み、１９日朝に校長が家庭訪問した際は、激しく取り乱していたという。
（2012年1月30日21時48分 読売新聞）

１歳放置死で初公判　両親起訴内容認める

　パチンコ店の駐車場に止めた車の中に約４時間半にわたって長女（１）を放置し熱中症で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた石川県穴水町、無職仲間勝彦被告（３６）と、妻で無職寿子被告（３９）の裁判員裁判初公判が３１日、金沢地裁（神坂尚裁判長）で開かれ、両被告は起訴内容を認めた。

　起訴状などによると、２人は昨年７月２５日午前１０時半ごろ〜午後３時ごろ、同県輪島市のパチンコ店駐車場に止めた車内に、長女の実夢ちゃんをチャイルドシートに固定したまま置き去りにして熱中症で死亡させたとしている。

　この事件を受け、警察庁が、乳児や幼児を含む児童を連れて車でパチンコ店を訪れた客については、駐車場への入場を断るよう求める文書を業界５団体に送るなど、新たな対応に乗り出した。（共同）

　［日刊スポーツ2012年1月31日10時19分］

小６女児刺殺】
「母に包丁突きつけられた」と長男　相次ぐ予兆も悲劇防げず　
2012.1.31 09:32
大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長（右）＝３０日午後、大阪市中央区の大阪府庁（志儀駒貴撮影）

大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長（右）＝３０日午後、大阪市中央区の大阪府庁（志儀駒貴撮影）

　大阪府東大阪市で母親（３７）が小学６年の長女（１２）を刺殺した事件で、中学２年の長男（１３）が先月、学校の教員に「母親に包丁を突きつけられる」などと話していたことが３０日、大阪府東大阪子ども家庭センター（児相）などへの取材で分かった。母親が事件前、育児への不安を訴えていたことなども判明し、十分な対応が取られないまま事件に発展した可能性が高まった。

　同センターなどによると、長男は先月中旬、通学先の教員に「母親に包丁を突きつけられる。家に帰りたくない」と訴えた。同センターは長男に詳しい事情を聴いたが、曖昧な返答だったため「事実はなかった」と判断した。

　このころ、母親は、市の担当者に育児の不安を訴えるなどし、市が子供を１週間程度預かる「ショートステイ制度」を申請。ただ、いったん取り下げ、再び申請するなど、精神的に不安定な様子が見えたという。

　一方、母親は今月に入ってから、長女や次男（７）が通う小学校に、子供が登校しているにもかかわらず「子供は行っているか」などと電話をかけるようになっていた。

　虐待問題に詳しい津崎哲郎・花園大特任教授は「精神的に不安定な親は、些細（ささい）なことでも動揺する可能性がある。医師ら専門家との連携を強め、早急に面会し、精神状態を把握することが大切だ」と話している。

【小６女児刺殺】
「子供と自転車で九州へ」不自然な言動で保護されことも
2012.1.31 09:50 （1/2ページ）
大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長（右）＝３０日午後、大阪市中央区の大阪府庁（志儀駒貴撮影）

大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長（右）＝３０日午後、大阪市中央区の大阪府庁（志儀駒貴撮影）

　大阪府東大阪市で母親（３７）が小学６年の長女（１２）を刺殺した事件で、母親が今月上旬から通院しなくなったことなどから、市保健センターが再入院を検討していたことが、府東大阪子ども家庭センター（児相）などへの取材で分かった。同家庭センターは、母親が通院していなかったことなどを把握しておらず、「医師ら専門家との連携が足りなかった」と認めた。

　同家庭センターなどによると、母親は平成２２年８月、３人の子供とともに兵庫県尼崎市内の交番を訪れ、「自転車で九州へ行く」と話した。この際、言動が不自然だったため兵庫県警が同家庭センターに通告、３人は保護された。

　母親は同年９〜１１月、精神保健福祉法に基づき措置入院した。退院後は通院や投薬などで治療を続けており、同家庭センターは、母親の精神状態が良くなったと判断し昨年８月、子供たちを母親の元に戻した。

　母親の体調は、市保健センターが見守ることになっており、母親への聞き取りで、退院後も必要だった通院を今月７日でやめ、薬も飲まなくなっていたことを把握。２４日に母親の主治医に報告し、再入院の検討を始めたところだった。

　虐待防止のためには、児相も母親の状態を把握することが求められるが、市保健センターとの連携が不十分だったため、同家庭センターは、母親が通院や服薬をやめたことを把握していなかったという。同家庭センターの坪田真起子所長は３０日会見し、「医師ら専門家との連携が足りなかった」と認めた。

【小６女児刺殺】
「寒い。寒い」長女らを薄着で放置
2012.1.31 12:28
大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長（右）＝３０日午後、大阪市中央区の大阪府庁（志儀駒貴撮影）

大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長（右）＝３０日午後、大阪市中央区の大阪府庁（志儀駒貴撮影）

　大阪府東大阪市で母親（３７）が小学６年の長女（１２）を刺殺した事件で、家出をしていた中学２年の長男（１３）を警察官が自宅に送り届けた際に、長女らが「寒い」と訴えていたことが３１日、関係者への取材でわかった。

　関係者によると、今月２５日、家出をしていた長男を保護した警察官が自宅に送り届けた際、長女と次男（７）は冷え切った室内に薄着のまま放置され、「寒い。寒い」と震えていたという。

　このため、大阪府警が２７日、「ネグレクト（育児放棄）の疑いがある」として、府東大阪子ども家庭センターに通告。同日、センターの男性職員１人が家庭訪問したが、母親はドア越しに「何も心配することはない。帰ってほしい」と面会を断った。

　2月1日のながさきニュース　長崎新聞

小５男児が殴られ大けが　長崎署が母親の交際相手を逮捕

　交際していた女性の小学５年の長男（１１）に暴行し全治３カ月の大けがを負わせたとして長崎署は３１日、傷害の疑いで長崎市大井手町の健康器具販売店従業員、林田正光容疑者（３６）を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は２８日午前０時半〜３時ごろ、市内の女性宅や周辺の路上で、男児の顔や頭、腕などに殴る蹴るの暴行を加え、左腕骨折や全身打撲の重傷を負わせた疑い。

　同署によると、女性と男児は２人暮らし。３人は２７日に外出し、女性と男児は夕方に帰宅。林田容疑者は２８日未明、電話で男児を呼び出し路上で暴行した上、女性宅でも暴行。女性から止められると外に連れ出し２時間半にわたり路上と女性宅を何度も行き来して暴行を続けたという。

　林田容疑者は当時酒を飲んでおり、普段から男児が自分に懐かないことを不満に思っていたという。

　男児が腕を痛がったため女性が病院に連れて行き、相談を受けた友人の女性が１１０番通報し発覚した。同署は日常的に暴行を加えていた可能性もあるとみて捜査している。

　県こども政策局によると、県と市の児童相談窓口への相談はなかったという。

１歳児は「空腹・暑さに苦しみ絶命」…母に実刑

　１歳の長男に水や食事を与えずに放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた千葉県木更津市大久保、無職和田裕子被告（２４）の裁判員裁判の判決が２日、千葉地裁であった。

　波床昌則裁判長は「日常的に虐待行為が繰り返された事案とは異なる。死亡する危険性を認識していたとまでは認められない」としながらも「長男は空腹や暑さに苦しみながら絶命し、結果は重大」として、懲役３年（求刑・懲役８年）の実刑判決を言い渡した。

　判決によると、和田被告は昨年６月２８日夕から７月２日朝まで、長男の稜樹ちゃんに水や食事を与えず、最高気温が３０度以上に達した自宅２階の８畳間に放置し、高度の脱水状態や熱中症により死亡させた。
（2012年2月3日13時32分 読売新聞）

１歳児放置死で両親実刑＝パチンコ中、真夏の車内に−金沢地裁

　真夏にパチンコ店駐車場に止めた車内に１歳の長女を放置し死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた無職仲間勝彦（３６）と妻寿子（３９）両被告の裁判員裁判で、金沢地裁（神坂尚裁判長）は３日、それぞれ懲役４年（求刑はいずれも懲役４年６月）の実刑判決を言い渡した。
　判決は、以前にも車中に残したままパチンコをした際の長女の様子などから、車内に放置した際には長女の身体に悪影響があることを両被告とも十分認識していたと指摘。その上で、施錠し窓も閉め切った車内に放置したことについて「保護責任者として最も基本的な責務を怠り、厳しい批判に値する」と述べた。（2012/02/03-19:04）

NO.1912293 2012/02/02 18:28
児童相談所の保護所パンク
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子どもからＳＯＳ、２万通超…法務局に１年で

　小・中学生が各地の法務局に手紙を送り、悩みを伝える法務省の「子どもの人権ＳＯＳミニレター」の利用が増えている。

　いじめや虐待の相談が上位を占め、昨年度は取り組みを始めた２００６年度の２倍超となる約２万３０００通が届き、今年度も昨年末時点で２万通を超えた。「ごはんをたべさせてくれないの」。ミニレターをきっかけに親の育児放棄（ネグレクト）が発覚し、児童の保護につながったケースもあった。

　ミニレターは毎年秋に全国すべての小・中学校を通じて児童、生徒に配布。切手は不要で、ポストに投函(とうかん)すれば法務局に届く仕組み。法務局職員やボランティアの人権擁護委員が目を通し、学校など子ども自身が指定した宛先に返信する。内容は本人の同意がなければ、誰にも伝えないという。

　同省によると、昨年度に各法務局に届いたミニレターは２万３０３９通で、内訳は〈１〉いじめ８７８３通〈２〉虐待４２５通〈３〉体罰２３４通——など。７割が小学生からという。中にはすぐに処置が必要な深刻な内容もある。

　０９年秋、小学校低学年の児童から大阪法務局に届いたミニレターには、鉛筆書きで「おとうさん、おかあさんにいじめられています」とあった。担当者が「どんなふうにいじめられているの？」と、返信先に指定していた学校宛てに返事を出したところ、数日後に「ごはんをたべさせてくれません」と記した２通目のミニレターが来た。

　同法務局はこの児童が在籍する小学校に連絡。学校側はネグレクトの疑いが強いとして児童相談所に通報し、児童相談所が児童を一時保護したという。
（2012年2月6日15時32分 読売新聞）

乳児に残酷・非情・執拗な傷害の母、懲役５年

　生後３か月の長男を虐待し、全治の見込みのない重傷を負わせたとして、傷害罪に問われた静岡県裾野市の無職加山通予被告（２８）の判決が７日、静岡地裁沼津支部であった。

　西谷大吾裁判官は「行為が非常に悪質で、結果は死亡と並ぶほどの重大性が認められる」として、懲役５年（求刑・懲役６年）を言い渡した。

　判決によると、加山被告は日常生活で抱えていたストレスを長男の泣き声で一層募らせ、昨年１１月２〜１０日、自宅で長男を床に投げつけたほか、頭をげん骨で何度も殴り、踏みつけるなどの暴行を加え、頭蓋骨骨折や脳浮腫など、全治の見込みのない傷害を負わせた。

　判決理由で西谷裁判官は「子を保護すべき絶対の責任を負う立場で暴行を加え、その執拗(しつよう)さ、残酷さは余りに非情」と指摘。育児ストレスが動機とする被告の主張にも、「全く幼稚かつ身勝手な発想」と述べた。
（2012年2月8日13時11分 読売新聞）

育児放棄の疑いで両親逮捕　生後２カ月、搬送後に死亡　　朝日新聞 2012年2月9日16時39分

　広島県東広島市で昨秋、病院に搬送され、その後死亡した生後２カ月の男児が育児放棄でけがを負っていたとして、広島県警は９日、両親の無職、西原奈奈（３０）と康太（２６）の両容疑者＝東広島市西条町御薗宇＝を保護責任者遺棄致傷の疑いで逮捕し、発表した。２人は「やることはやった」と否認しているという。

　県警によると、２人は昨年９月〜１０月末、自宅のマンションで着替えやおむつの交換をせず、次男の蓮太ちゃんを不衛生な状態で放置し、床ずれから足や腰などに接触性皮膚炎による約１カ月の傷害を負わせた疑いがある。

　昨年１１月１日午前０時ごろ、東広島医療センターから県警東広島署に「虐待された可能性のある男児が運ばれてきて、死亡した」と通報があった。市内に住む両親が「子どもの顔色が悪い」と運んできたという。

虐待通報放置し傷害事件に、岸和田で２件相次ぐ
2012.2.10 02:00 （1/2ページ）

　大阪府岸和田市で介護中の高齢の母親を殴り、けがをさせたとして息子が傷害容疑で逮捕される事件が２件相次ぎ、いずれも市が事前に虐待の通報を受けていたことが９日、市などへの取材で分かった。

　高齢者虐待防止法は「通報を受けた市町村は、速やかに高齢者の安全を確認しなければならない」と定めているが、市が通報を放置している間に傷害事件に発展しており、対応が問題視されそうだ。

　府警岸和田署や市によると、同市土生町で７日未明、母親（８７）を介護していた同居の長男（５３）が母親の頭を踏みつけるなどし、重傷を負わせたとして同日、逮捕された。

　母親は認知症で、長男は「言うことを聞かなかったのでやった」などと供述しているという。

　母親が通う介護施設の職員が４日、「母親が息子に十数回殴られたと訴えている」との内容のファクスを市の介護保険課に送信。土・日を挟み６日に同課の職員が確認したが、高齢者虐待を担当する福祉政策課には連絡しなかったという。

　さらに、同市磯上町で８日朝、母親（７９）の顔を殴って骨折させたなどとして長男（４３）が逮捕された。長男は母親と２人暮らしで、「以前にも暴力を振るったことがある」と供述しているという。

　市によると、母親が利用している別の介護施設の職員が母親の体のけがに気づき、先月２５日、「長男に手をあげられている疑いがある」と市の生活福祉課に連絡した。しかし、対応した同課の職員は緊急性がないと判断し、情報を抱え込んでいたという。

　いずれの課も同じ保健福祉部の部署で、市は「庁内で情報共有ができていなかった。速やかに対応すれば事件は防げたかもしれない」と釈明している。

２カ月の次男に重症な皮膚炎　広島県警が両親逮捕
2012.2.9 22:34

　生後２カ月の次男を自宅で放置し、重症の皮膚炎を負わせたとして、広島県警東広島署は９日、保護責任者遺棄致傷容疑で、広島県東広島市西条町御薗宇の無職、西原奈奈容疑者（３０）と夫の無職、康太容疑者（２６）を逮捕した。

　逮捕容疑は昨年９月〜１０月３１日、次男の蓮太ちゃんに服を着せなかったり、長期間オムツを取り換えないなど不衛生な状態で放置し、全身に全治４週間の皮膚炎を負わせたとしている。

　蓮太ちゃんは昨年１０月３１日夜、夫婦によって同市の東広島医療センターへ搬送されたが、その後死亡した。低体温症のような症状もみられたが、死因は不明という。センターから、体にあざのようなものがある子供が運ばれてきたとの通報があり、県警が捜査していた。

　調べに対し、奈奈容疑者は「自分としてはやることはやった」、康太容疑者は「責任を怠ったつもりはありません」といずれも容疑を否認している。

孫の遺棄遺体焼いた祖父、起訴猶予の理由

　自宅で出産した乳児の遺体が遺棄されるなどした事件で、福井地検は９日、福井市大宮、パート従業員宮永桃子容疑者（２３）を死体遺棄罪で起訴し、遺体を焼いたとして死体損壊容疑で逮捕された桃子容疑者の父親（５１）を不起訴（起訴猶予）処分とした。

　起訴状によると、桃子容疑者は２０１０年１１月下旬、自室で出産した乳児の遺体を衣服に包んで押し入れ内の衣装ケースに隠して遺棄したとしている。

　地検によると、１１年１２月下旬に桃子容疑者から遺棄を打ち明けられた父親は、市内のグラウンドで花や線香、数珠を添えて燃やし、骨を桐(きり)箱に入れて自宅収納庫に置いたとしている。

　父親の処分理由について地検は「父親には１年以上放置された遺体を供養したいとの思いもあった。役員を務めていた会社を解雇されるなど社会的制裁も受けている」と説明、桃子容疑者の動機や認否に関しては「裁判に予断を与えるため明かせない」としている。
（2012年2月11日08時48分 読売新聞）

５カ月の長男の首を絞めた母親を逮捕　兵庫県警
2012.2.12 13:51

　自宅で生後５カ月の長男の首を絞めたとして、兵庫県警東灘署は１２日、殺人未遂容疑で、神戸市東灘区西岡本の会社員、杉野由（より）子（こ）容疑者（３９）を逮捕した。長男はその後、搬送先の病院で死亡し、同署は殺人容疑に切り替えて調べている。杉野容疑者は「育児がいやになってやった」と容疑を認めているという。

　逮捕容疑は１２日午前７時ごろ、自宅の室内で長男の元（げん）斎（さい）ちゃんの首を手で絞めて殺害しようとしたとしている。

　同署によると、杉野容疑者が同居する実母に「息子を殺してしまった」と打ち明けたことから発覚。実母に言われ杉野容疑者が自ら１１９番し、駆けつけた署員に逮捕された。

　杉野容疑者は両親と夫、元斎ちゃんの５人家族。夫は東京に単身赴任しており、杉野容疑者は育児休暇中だった。

意識不明の女児放置死＝両親を逮捕−奈良県警

　旅行中に意識不明となった生後９カ月の娘を放置して死亡させたとして、奈良県警捜査１課と天理署は１２日、保護責任者遺棄致死容疑で、静岡県富士市依田橋町、無職安永悠容疑者（３４）と妻美幸容疑者（３３）を逮捕した。県警によると、両容疑者はいずれも容疑を認めているという。
　安永容疑者は「家族で無理心中しようと考えていた」と話しているといい、県警は経緯を詳しく調べる。
　逮捕容疑によると、両容疑者は９日ごろから大阪府内のホテルに滞在し、娘の恋ちゃん（９カ月）がベッドから落ちて意識不明となったのに、１２日早朝まで医師に見せず、死亡させた疑い。（2012/02/12-19:15）

意識不明の女児放置死＝両親を逮捕−奈良県警

　旅行中に意識不明となった生後９カ月の娘を放置して死亡させたとして、奈良県警捜査１課と天理署は１２日、保護責任者遺棄致死容疑で、静岡県富士市依田橋町、無職安永悠容疑者（３４）と妻美幸容疑者（３３）を逮捕した。県警によると、両容疑者はいずれも容疑を認めているという。
　安永容疑者は「家族で無理心中しようと考えていた」と話しているといい、県警は経緯を詳しく調べる。
　逮捕容疑によると、両容疑者は９日ごろから大阪府内のホテルに滞在し、娘の恋ちゃん（９カ月）がベッドから落ちて意識不明となったのに、１２日早朝まで医師に見せず、死亡させた疑い。（2012/02/12-19:15）

乳児放置死容疑で静岡の両親逮捕　意識不明後も旅行

2012年2月12日 21時00分

　旅行中に宿泊先のホテルのベッドから転落し、意識不明になった生後９カ月の娘に医師の診察を受けさせず、その後も約２日間近く連れ回して死亡させたとして、奈良県警は１２日、保護責任者遺棄致死容疑で、静岡県富士市、無職安永悠（３４）、妻で無職美幸（３３）の両容疑者を逮捕した。

　２人の逮捕容疑は、娘の恋ちゃんが１０日午前５時ごろ、大阪府大東市のホテルでベッドから転落し、意識不明になったにもかかわらず、１２日午前４時４５分ごろまで放置し、死亡させた疑い。安永容疑者らは恋ちゃんの姉（１）も含めた計４人で９日から大東市のホテルに宿泊。１１日に天理市のホテルに移っていた。
（共同）

５カ月の長男殺害、ＡＮＡ客室乗務員を逮捕　「夫と２人の生活に戻りたかった」
2012.2.13 10:59

　自宅で生後５カ月の長男の首を絞めて殺害しようとしたとして、兵庫県警東灘署は１２日、殺人未遂の疑いで、神戸市東灘区西岡本の全日本空輸客室乗務員、杉野由子（よりこ）容疑者（３９）を逮捕した。長男は死亡し、同署は１３日午前、殺人容疑に切り替えて神戸地検に送検した。杉野容疑者は「育児が楽しくなく、嫌になってやった」と容疑を認めているという。

　送検容疑は１２日午前７時ごろ、自宅マンションで就寝していた長男の元斎（げんさい）ちゃんの首を手で絞め、殺害したとしている。同署は１３日に司法解剖して詳しい死因を調べる。

　杉野容疑者は実父（６９）と実母（６６）、元斎ちゃんと実家のマンションに４人暮らしで、夫（４１）は東京に単身赴任中。実父は旅行で不在だった。

　同署によると、杉野容疑者は「こんな母親に育てられる息子の将来を考え、かわいそうになって殺してあげようと思った」「夫との２人の生活に戻りたかった」とも供述。杉野容疑者は育児休暇中だった。

　１２日午前１０時前、杉野容疑者が同居の実母に「首を絞めて殺してしまった」と話して発覚。実母の指示で自ら１１９番していた。

　近所に住む無職女性（７７）は「（杉野容疑者は）笑顔であいさつする人。赤ちゃんも元気そうでいい家庭に見えた。ショックで何も考えられない」と声を震わせていた。

老人ホームで暴行容疑　兵庫県警、元職員３人を逮捕
2012.2.13 21:50

　神戸市西区の介護付き有料老人ホーム「はぴね神戸学園都市」で職員が入所する女性（７３）を虐待していた問題で、兵庫県警捜査１課と神戸西署は１３日、暴行容疑で、神戸市須磨区白川台の介護福祉士、松田光博容疑者（４０）ら元職員３人＝いずれも４日付で懲戒解雇＝を逮捕した。

　女性は虐待発覚後、鎖骨や左右の肋（ろっ）骨（こつ）数本が折れていたことも分かり、県警は暴行との因果関係についても慎重に捜査を進める。

　ほかに逮捕されたのは、同市須磨区高倉台の介護福祉士、島田淳子（３９）と兵庫県加古川市東神吉町神吉の介護ヘルパー、節句田穣（２４）の両容疑者。松田容疑者は「頬をたたいた」と容疑を認めているが、他の２人は否認しているという。

　３人の逮捕容疑は１月２〜３日、同ホームで女性の頬や腕を平手でたたいたり、下腹部を圧迫するなどしたとしている。

　女性が「男にたたかれる」などと話すのを不審に思った家族が１月初め、女性の入る個室をビデオカメラで隠し撮りして発覚。松田容疑者らが女性に暴行したり、暴言を吐いたりする様子が映像に写っていたことから、家族が神戸西署に被害届を出していた。

　施設の運営会社「ケア・リンク」（東京）の昆野仁社長（５０）は「会社として重く受け止めている。捜査には全面的に協力したい」と話していた。

良・ベッド転落娘を放置、死亡　頭などに複数の打撲痕
2012.2.14 00:44

　ベッドから転落した生後９カ月の次女を両親が放置し、死亡させた保護責任者遺棄致死事件で、奈良県警捜査１課などは１３日、司法解剖の結果、次女の頭や顔に複数の打撲痕があり、死因は打撲による硬膜下血腫だったと発表した。

　司法解剖した医師は、所見で「ベッドからの転落による打撲痕ではない」としており、県警は、父親で静岡県富士市依田橋町の無職、安永悠（３４）と母親の無職、美幸（３３）の両容疑者による虐待の可能性もあるとみて傷害致死容疑も視野に調べている。

東大阪の小６長女刺殺事件　母親を鑑定留置
2012.2.14 19:13

　大阪府東大阪市で１月、母親（３７）が小学６年の長女を刺殺し殺人容疑で逮捕された事件で、大阪地検は１４日、犯行時の精神状態を調べるため大阪地裁に母親の鑑定留置を請求し、認められた。期間は５月２１日まで。

　大阪府警によると、母親は１月３０日、自宅で長女の腹を包丁で刺したとして同容疑で逮捕された。母親には入院歴があり、逮捕時、「私は殺人はしていない。娘が自分で包丁を使って腹を刺しました」と容疑を否認していた。

民家火災で女児２人心肺停止＝両親留守中に出火か−東京・板橋

　１４日午後６時１５分ごろ、東京都板橋区新河岸の住宅から出火し、約１０平方メートルを焼いた。東京消防庁によると、３人が救助され、うち５歳と３歳の女児が心肺停止状態。もう１人は救助に駆け付けた近所の人とみられ、軽傷という。
　近所の男性によると、住宅には両親と女児２人の４人が暮らしており、父親は仕事から戻っておらず、母親は近くの親戚の家を訪れていたようだという。
　近所の別の男性がベランダにはしごを掛け、窓ガラスを手で割って部屋に侵入。消防隊員がベランダで女児に人工呼吸し、女児を抱えてはしごから下りていくのが見えたという。
　現場は都営地下鉄三田線西高島平駅から約４００メートルの住宅街。（2012/02/14-20:22）

姉妹死亡の住宅火災　「子供がいます！」叫ぶ女性　　「なんとか助かってほしかった…」　　
2012.2.14 23:09
「板橋区新河岸で民家火災」子供２人が心肺停止となった原田さん宅。＝１４日午後、東京都板橋区新河岸（宮川浩和撮影）

　東京都板橋区の住宅で５歳と３歳の幼い姉妹２人が亡くなった火災。近所の住民が火元に飛び込み、２人を助け出して人工呼吸をするなど懸命の蘇（そ）生（せい）が試みられたが、幼い命をつなぎ止めることはできなかった。

　「子供が２人います！」。近所の男性会社員（３８）が現場に駆けつけると、母親とみられる女性が取り乱した様子で叫び、３階部分からは黒煙が噴き出していた。

　男性は別の男性とともに火元の３階へはしごをかけ、ベランダから窓ガラスを割って室内に入った。「中は煙で右も左も分からなかった」。こたつの布団が燃え、炎が上がっているのが見えたという。

　しばらくして、室内に倒れた姉妹２人を発見。１人は意識がもうろうとし、もう１人はすでに呼吸が止まっていた。ベランダで、２人に人工呼吸と心臓マッサージを施した男性会社員は「なんとか助かってほしかったが…」と、言葉少なに肩を落とした。

　亡くなった姉（５）の同級生の母親（３３）は「とても活発な女の子。妹や近所の子と公園で遊んでいた。ショックとしかいいようがない」と涙を流した。

連れ子虐待容疑：３０代の男逮捕へ…福岡県警

　福岡市内で妻の連れ子の１０代の少女を虐待したとして、福岡県警は、道交法違反（無免許運転）容疑で逮捕した無職の３０代の男を１５日にも傷害容疑で再逮捕する方針を固めた。県警は、男が残忍な手口で少女への虐待を繰り返していたとみている。

　捜査関係者らによると、男は昨年、妻宅に住むようになり、間もなく結婚した。男は、妻の連れ子の１０代の少女２人に対し、錐（きり）のようなもので手の甲を刺したり、刃物で足を切りつけ、傷口を針と糸を使って縫ったりする虐待を加えた疑いがあるという。また、畳用の殺虫剤スプレーに付属する針を足に刺し、殺虫剤を噴射した疑いもあるという。

　少女が負傷し、今年１月に市内の病院に搬送され入院し、虐待の疑いが発覚した。少女２人は福岡市こども総合相談センターに保護された。

　センターや県警が妻や少女から事情を聴いたが、少女は当初、けがについて「自分でやった」と話すなど、男の虐待行為についてなかなか話さなかったという。

　県警は、男が虐待を繰り返すことで少女らを支配下に置き、発覚が遅れたのではないかとみている。【川島紘一、近松仁太郎】

毎日新聞　2012年2月15日　3時00分（最終更新　2月15日　8時11分）

交際相手の娘を虐待…足に刃物で傷、ずさん縫合

　交際相手の娘に虐待を繰り返したとして、福岡県警南署は、福岡市南区に住む無職の男（３６）について傷害容疑で逮捕状を取った。

　近く逮捕する。捜査関係者によると、娘は１０歳代の少女で、足を刃物で切られるなど激しい暴行を何度も受けていたとみられる。少女は虐待を受けた後、福岡市内の病院で診察を受けていたが、病院は虐待の疑いについて市に通報していなかった。

　捜査関係者などによると、男は１月上旬、同居していた交際女性宅で、女性の娘にあたる少女に対し、太ももなどに刃物で切り傷を負わせた上、たこ糸のようなものでずさんに縫合したり、畳などに刺すタイプの殺虫剤の針を足に刺して化膿(かのう)させたりして、約２か月の重傷を負わせた疑い。
（2012年2月15日09時28分 読売新聞）

火の不始末、火遊びが原因？　板橋の幼児２人死亡火災　現場からライターと吸い殻
2012.2.15 12:30

　東京都板橋区で１４日、姉妹２人が死亡した住宅火災で、警視庁は１５日、死亡したのは会社員、原田幸八（こうはち）さん（２２）の長女、紫媛（しおん）ちゃん（５）と次女、琉妃（るい）ちゃん（３）と確認した。出火元とみられるリビングで、たばこの吸い殻やライターが見つかっており、警視庁は、火の不始末や、火遊びが出火原因の可能性があるとみて、実況見分を進める。

　警視庁によると、３階のリビングにあるこたつ付近の燃え方が激しく、近くの床にはライターが落ちていた。また、こたつの上には大量のたばこの吸い殻が入った灰皿があった。

　火災は１４日午後６時２０分ごろ発生。鉄筋コンクリート３階建ての３階部分が焼け、紫媛ちゃんが玄関内から、琉妃ちゃんがリビングから救出されたが、間もなく死亡した。死因は一酸化炭素中毒とみられる。

　原田さん方は妻と姉妹２人の４人暮らし。出火当時、原田さんと妻は外出し、室内にいたのは姉妹だけだった。妻が姉妹と買い物から戻った直後、再び買い物に出た約４０分の間に、出火した。

　警視庁によると、妻は「再度、外出するまでにたばこは吸っていない。室内に火の気はなかった」と説明。出火当時、玄関は施錠されていたという。

妻と先夫の子を切りつける　３０代男再逮捕へ　殺虫剤の針も刺す
2012.2.15 12:20

　福岡県警は１５日、妻と先夫との子の少女に、刃物で切り付けるなどの虐待行為をしたとして傷害容疑で、福岡市の３０代の無職男を同日中に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。県警は男を道交法違反（無免許運転）容疑で逮捕していた。

　捜査関係者によると、少女は１０代で、足を刃物で切りつけられ、針と糸で縫合されるなどしたほか、殺虫剤の針を刺されたりして、大けがを負わされていたという。県警は、男が日常的に少女を虐待していた疑いがあるとみている。

　福岡市こども総合相談センターによると、１月１７日に虐待の疑いがあるとの情報が寄せられた。少女の学校などに状況を聴き「悪質性が強い」と判断したため、３１日に県警に通報した。少女のきょうだいも虐待を受けていた恐れがあったため、２月上旬に合わせて保護した。

「娘が彫刻刀で自傷」虐待容疑の男、ウソの説明

　福岡市南区の無職男（３６）が妻の子の少女（１０歳代）を刃物で切りつけるなどの虐待を繰り返していたとされる事件で、男は、少女が入院した福岡市内の病院に対し、「娘が彫刻刀で自分の体に傷を付けたので、私が緊急的に縫合した」と説明していたことが１５日、わかった。

　病院関係者が明らかにした。福岡県警南署は、男が病院にうその説明をしていたとみており、同日午後にも傷害容疑で逮捕する。

　病院関係者によると、少女は１月１１日に入院。その際、少女は「畳などに刺すタイプの殺虫剤の針を自分で足に刺した」と話していたという。病院側は、少女の体に刃物で切られたような傷があることにも気付いたが、少女は「自分でやった」と語り、男も「娘（少女）はよく自分の体を傷つける」などと話していたという。

　県警は少女が男から日常的に暴力を受けたことによる恐怖で、外部に被害を申し出ることができなくなっていたとみている。
（2012年2月15日16時40分 読売新聞）

「数日前に火遊びでぼや」姉妹死亡の住宅火災

　東京都板橋区で１４日夕、原田紫媛ちゃん（５）と琉妃ちゃん（３）の姉妹が死亡した住宅火災で、警視庁の実況見分に立ち会った父親の幸八さん（２２）が「火災の数日前、娘がライターで遊んでいて、ぼやを起こしたので注意した」と話していたことが１５日、捜査関係者への取材で分かった。

　居間のこたつの上にあった灰皿のたばこの吸い殻からは出火した形跡がないことも判明。警視庁は姉妹がライターで火遊びをし、火事になった可能性があるとみている。

　こたつ付近に落ちていたライターは、火遊び事故を防ぐため２段階の操作をしないと点火できない「チャイルドレジスタンス機能」がない旧式だったことも分かった。

[スポニチ 2012年2月15日 19:44 ]

長男殺害容疑で母親逮捕
2012.2.16 00:15

　福岡県警朝倉署は１５日、生後１０カ月の長男の首を絞めて窒息死させたとして殺人の疑いで、同県朝倉市長田、介護士、阿部こずえ容疑者（３５）を逮捕した。

　逮捕容疑は１４日午前１１時半ごろ、自宅１階の居間で長男悠人ちゃんの首を両手で絞め、窒息死させた疑い。朝倉署によると、阿部容疑者は「泣きやまないので首を絞めた。自分も死のうと思ったが死にきれなかった」と供述し、容疑を認めている。

　阿部容疑者は１４日午前、夫（３３）に「悠人が泣きやまない」と電話。夫が職場から帰宅し、ぐったりしている悠人ちゃんを見つけ１１９番。搬送先の病院で死亡が確認された。

　阿部容疑者は昨年１２月からうつ病で通院していた。逮捕前の任意の事情聴取に「自分よりも義母が作った離乳食をよく食べた。育児に自信がない」と話したという。

児童虐待が過去最悪＝39人死亡、性的被害急増—警察庁

時事通信 2月16日(木)10時21分配信
　2011年に全国の警察が摘発した児童虐待事件は、前年比32件増の384件、被害児童は38人増の398人で、いずれも統計を取り始めた1999年以降、過去最多だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。
　虐待で死亡した子どもは前年より6人増えて39人。ゼロ歳児が10人と約4分の1を占めた。このほか、心中事件に巻き込まれたり、出産直後に遺棄されたりするなどして33人が死亡した。
　児童虐待の摘発件数は6年連続で増加し、02年以降の10年間で倍増。近隣住民が虐待の恐れがあるとして通報するケースなどが増え、早期の発見、摘発がしやすくなったことが理由とみられる。
　虐待の内訳は、暴行などの身体的虐待が270件と最多で、全体の7割を占めた。次いで前年比43．3％増と急増した性的虐待が96件、育児放棄が17件、心理的虐待が1件だった。
　児童虐待の加害者となった保護者は409人で過去最多。実父（134人）と実母（119人）で61．9％を占め、ほかに養父82人、母親の内縁の夫が60人などだった。　

小５傷害容疑、母の元交際相手を再逮捕　京都　　　　朝日新聞

　京都府宇治市で昨春、同居していた小学５年の男児（１１）を虐待して大けがをさせたとして、京都府警は１６日、無職浜田和樹容疑者（３１）＝大阪府島本町江川１丁目＝を傷害容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認め、自分に対する態度が気に入らなかったという趣旨の供述をしているという。

　府警によると、浜田容疑者は昨年４月ごろ、当時交際していた男児の母親（３５）宅で、男児を殴ったり蹴ったりして胸の骨が折れる２カ月のけがをさせた疑いがある。同８月にも男児を虐待したとする傷害容疑で逮捕・起訴されていた。同居を始めた４〜５年前から日常的に暴力を振るっていたという。

泣きやまない…０歳児殺害容疑、母親逮捕　福岡・朝倉　朝日新聞

　生後１０カ月の長男の首を絞めて殺したとして、福岡県警は１５日、福岡県朝倉市長田、介護士阿部こずえ容疑者（３５）を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「育児に自信がなかった。息子が泣きやまなかったため首を絞めた」と容疑を認めているという。

　発表によると、阿部容疑者は１４日午前１１時半ごろ、自宅居間で、長男悠人ちゃん（１０カ月）の首を絞め、窒息死させた疑いがある。夫や夫の両親との５人暮らしだが、当時は阿部容疑者と悠人ちゃんの２人だけだったという。「離乳食の味などについて悩んでいた」とも話しているという。

　昨年１月から産休に入り、同５月からの育休が来月で終わる予定だった。悠人ちゃんの体には虐待を受けたような跡は見られず、県警は育児に悩んだ末の発作的な犯行とみている。

虐待骨折のまま小５通学、学校は異変気付かず

　同居していた京都府宇治市の女性（３６）の長男で小学５年の男児（１１）に昨年４月、重傷を負わせたとして、同居していた大阪府島本町の無職浜田和樹被告（３１）（公判中）が１６日、府警に傷害容疑で再逮捕された事件で、男児は２か月の肋骨骨折を負ったまま通学し、誰も異変に気付いていなかったことが明らかになった。

　虐待の兆候を以前から把握し、見守りを続けていた宇治市や府の担当者らが昨年５月に開いた会議では「順調」と報告されており、対応の甘さが改めて露呈した格好だ。

　府などによると、虐待の兆候が初めて確認されたのは２００８年６月。男児の通う小学校関係者があざを確認し、その後も数回、あざが見つかったため、同年１２月から府宇治児童相談所が本格的に「見守り」を開始。事件後の昨年５月には、学校健診で低体重が指摘されたものの、同月に関係機関が集まった協議会でも「順調」と判断され、骨折は見過ごされていた。

　骨折について、府は「初めて聞いた」、宇治市の担当者も「詳細が確認できておらず、コメントできない」と述べるにとどまった。

　一方、府は今回の事件を受け、虐待を見逃さないための対応マニュアルを新年度中に作成し、府内の小中学校教諭や保育士らに配布する方針を決めた。

　マニュアルには、衣服で隠れる所にけがが集中していないか注目するとともに、虐待を受けている疑いのある子どもとの接し方として、どのように話を聞き出すかなどを専門家の意見を参考にして盛り込むという。

　府の方針に関し、元児童相談所職員の桜谷真理子・立命館大教授（児童虐待）は「マニュアルも大切だが、虐待が相次ぐ現状から見れば、個々に異なる事例に対応でき、家族支援ができる担当者らの育成が急務ではないか」と話している。
（2012年2月17日12時10分 読売新聞）

１歳児虐待死 男に懲役１０年

３年前、平塚市で、当時１歳９か月の交際相手の息子に暴行を加えて死亡させたとして傷害致死の罪に問われた男の裁判員裁判で、横浜地方裁判所小田原支部は「虐待をくり返す中で男の子を死なせた犯行は極めて残虐だ」として、懲役１０年の判決を言い渡しました。平塚市の無職、前辻博樹被告（４３）は平成２１年１１月、平塚市のビジネスホテルの浴室で、交際相手だった女性の当時１歳９か月の息子の頭を床などに打ちつけて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。
これまでの裁判員裁判で前辻被告は無罪を主張したのに対し、検察は「男の子の前歯は２本欠け、脳に古い出血の痕があるなど、日常的な虐待の末に犯行に及んだ」として懲役１２年を求刑していました。
１５日の判決で横浜地方裁判所小田原支部の松原里美裁判長は、「被告は事件の半年前から母親に見つからないように男の子への虐待をくり返していた」と指摘しました。
その上で「ことばを話すことも出来ない無抵抗の幼児を床などに激しく打ち付けて死亡させた犯行は極めて残虐で、動機にも酌量の余地はない」として、前辻被告に懲役１０年を言い渡しました。

02月18日　11時35分

児童虐待：過去２番目の多さ、前年比１２件減の１００件　検挙者は４人　／栃木

　県警は昨年の児童虐待事案についてまとめた。認知件数は００年の統計開始以来、最多だった一昨年より１２件減少し１００件となったが、過去２番目の多さ。認知件数が依然として高止まりしている現状が明らかになった。報道による社会的関心の高まりが、通報増加の一因と県警はみている。

　県警少年課によると、認知人員は１４５人で、県警はこのうち１３７人を児童相談所に通告。内訳は多い順に▽心理的虐待５９人（前年比１２人増）▽身体的虐待５０人（同６人減）▽ネグレクト（育児放棄）２６人（同１４人減）▽性的虐待２人（同１人減）−−だった。

　加害者別では、実父７６人▽実母３７人▽両親１４人▽義父１４人▽同居人４人−−の順。被害者別では、未就学児童５４人▽小学生５５人▽中学生２１人▽高校生１１人−−などだった。

　認知件数が減少した一方、子どもへの身体的虐待による傷害致死事件や性的虐待などで検挙された保護者は１２人に上り、前年比で４人増加した。少年課の平野洋行次長は「精神的に未熟でキレやすい親が増えたようだ。祖父母などのサポートがない分、事案の深刻化につながっている可能性がある」と話した。【松本晃】

毎日新聞　2012年2月18日　地方版

おむつ姿の２歳長男、窓から投げ雪中に放置

　旭川中央署は２１日、２歳の長男をホテルの窓から、雪の積もる１階の屋根に投げ落としたとして、大分県出身の住所不定、無職三原剛容疑者（２５）を暴行の容疑で逮捕した。

　発表では、三原容疑者は１８日正午頃、旭川市台場１条のホテルで、２階の部屋の窓から長男を投げ落とした疑い。２階の部屋から１階の屋根までは、約５０センチの高さで、屋根には雪が積もっており、長男にけがはなかった。

　長男は全裸でおむつだけをして屋根に放置され、「寒いよ。寒いよ」と泣いていたという。ホテルの従業員が、この様子を見ており、しばらくして三原容疑者は、長男を部屋に引き入れたが、従業員が同署に通報した。

　ホテル関係者によると、三原容疑者は１週間ほど前から長男と知人女性と３人で滞在していた。
（2012年2月21日21時04分 読売新聞）

殺人容疑：乳児投げ落とし死なす　２２歳父逮捕　山梨

　山梨県警は２２日、生後３カ月だった長男を自宅で放り投げて殺害したとして、同県北杜市長坂町大井ケ森、会社員、平井北斗容疑者（２２）を殺人容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

　逮捕容疑は１０年３月２１日午後５時ごろ、長男理仁（まさと）ちゃんが泣きやまないことに憤慨。頭上に放り投げて約２メートル下の布団に落として脳挫傷などを負わせ、同年４月２７日に収容先の病院で死亡させたとしている。

　県警によると、平井容疑者は当初「だっこしていたら、誤って落としてしまった」と説明していたため、慎重に捜査していた。事件当時は妻と長女を含め家族全員が在宅していたが、２人は別室にいたという。【春増翔太、山下智恵】

毎日新聞　2012年2月22日　11時21分

５歳母病死、４歳息子食事取れず衰弱死か

　東京都立川市羽衣町のマンションの一室で１３日、この部屋に住む女性（４５）と、重度の知的障害のある息子（４）とみられる遺体が見つかった。

　２人とも死後１〜２か月が経過しており、警視庁立川署は、女性の病死後、男児が食事が取れずに衰弱死したとみている。

　同署幹部によると、ガス会社からガスが長期間使われていないと連絡を受けた親族が１３日に同署に相談。女性が居間であおむけ状態で、男児はおむつをはいたままソファでうつぶせに倒れた状態で見つかった。司法解剖で、女性の死因はくも膜下血腫と判明。男児の死因は特定できなかったが、体重は約９キロで、胃に内容物はなかった。

　立川市によると、女性は男児と２人暮らしで、昨年５月、障害児などがいる家庭に紙おむつを支給する市のサービスを申請。翌月から月１回、業者が１２月まで紙おむつを届けていた。
（2012年2月22日21時27分 読売新聞）

２歳女児遺棄、母「娘連れ去られた」とウソ通報

　大分県日出(ひじ)町で江本琴音ちゃん（当時２歳）の遺体が見つかった事件で、県警が母親の江本優子容疑者（３５）（死体遺棄容疑で逮捕）を軽犯罪法違反（虚偽申告）容疑で大分地検に追送検していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

　捜査関係者によると、江本容疑者は昨年９月１３日午後、同町のスーパーから１１０番し、「駐車場にとめていた車から、買い物中に娘が連れ去られた」と、うその通報をした疑い。

　江本容疑者は今月５日、「娘が連れ去られたと言ったのはうそだった。遺体は雑木林に放置した」と自供。県警は供述通り、自宅から約２キロ離れた雑木林で琴音ちゃんの遺体の一部を見つけ、死体遺棄容疑で逮捕した。

　琴音ちゃんが死亡した経緯について江本容疑者は「娘は自宅２階の一室で布団の中で死んでいた。その日のうちに車で遺体を遺棄した」などと供述しているという。
（2012年2月22日21時04分 読売新聞）

２児放置・餓死させた母親、殺意を否定…初公判

　大阪市西区のマンションで２０１０年６月、幼い姉弟が放置され、餓死した事件で、殺人罪に問われた母親の下村早苗被告（２４）の裁判員裁判の初公判が５日、大阪地裁であった。

　罪状認否で下村被告は殺意を否定し、弁護側は「保護責任者遺棄致死罪が成立することは争わない」と述べた。

　裁判では、身体への直接的な暴行を伴わない育児放棄（ネグレクト）による殺意について、裁判員らがどう判断するかが焦点となる。判決は１６日。

　起訴状によると、下村被告は同月９日頃、長女の桜子ちゃん（当時３歳）と長男の楓(かえで)ちゃん（同１歳）を自宅に閉じこめて外出。同月下旬まで帰宅せずに放置し、２人を餓死させて殺害したとされる。
（2012年3月5日14時10分 読売新聞）

「親じゃない」…娘に盗みさせた女、裁判官一喝

　自分の娘に指示して置き引きさせるなどしたとして、窃盗罪に問われた静岡県富士市生まれで住所不定、無職の女（３５）の初公判が５日、富士簡裁（樋口正樹裁判官）であり、女は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

　検察側の冒頭陳述によると、女は１月２〜６日、富士市のショッピングセンターなどで、買い物客がカートに掛けていた現金入りのカバンを取ったり、小学生の次女に目配せして置き引きさせたりする手口で、現金計約１５万円などを盗んだとされる。

　被告人質問で女は「娘に置き引きを指示したときは何も考えなかった」と供述。樋口裁判官は「あなた、それ、親じゃないでしょ。何も考えずに子供に悪いことをさせる気持ちが理解できない」と一喝、猛省を促した。

　検察側によると、女は富士市内で母親と子供２人の４人で暮らしていたが、昨年１２月末、母親とけんかして子供と家を飛び出し、ホテルを転々としていたという。

　公判は即日結審し、検察側は懲役２年を求刑した。判決は１２日。
（2012年3月6日08時06分 読売新聞）

交際相手の息子暴行死、被告の男に懲役８年６月

　名古屋市名東区で昨年１０月、交際相手の子どもで中学２年の服部昌己君（当時１４歳）に暴行して死亡させたとして、傷害致死罪に問われた無職酒井秀志被告（３８）の裁判員裁判の判決が８日、名古屋地裁であった。

　伊藤納裁判長は「虐待と言えるほどの仕打ちを受けた末、１４歳で命を失った被害者は哀れだ。被告は反省を深めておらず、刑事責任は重い」と述べ、懲役８年６月（求刑・懲役１０年）を言い渡した。伊藤裁判長は「被告は再三、児童相談所などから暴行しないように指導を受けていたのに、理不尽に被害者を蹴りつけた。しつけとは到底いえない」と指摘した。

　判決によると、酒井被告は当時、昌己君の母親と交際しており、昨年３月以降、同居していた昌己君に「目つきが悪い」などと言って暴行を加えたうえ、同１０月、昌己君が勉強中に居眠りしていたと思い込み、胸を数回蹴って死亡させた。
（2012年3月8日15時21分 読売新聞）
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