年間最優秀選手賞を受賞した吾郷綺咲さん=雲南市木次町里方、雲南市役所
加茂B&Gレスリングクラブ(雲南市加茂町宇治)の吾郷綺咲(あやさ)さん(12)=市立斐伊小6年=が、全国少年少女レスリング連盟の年間最優秀選手に選ばれた。全国大会2連覇などが評価された。
吾郷さんは、1月の全国選抜大会(東京都)の女子5年48キロ超級、3月の中四国大会(香川県)の女子5、6年50キロ級で優勝。7月の全国少年少女レスリング選手権大会(三重県)は女子6年53キロ級に出場し、2連覇を果たした。
3歳の時、先にレスリングを習っていた兄の影響で同クラブに通い始めた。現在はクラブで週5日程度、約2時間の練習を続ける。自宅では父の雄一さん(49)が練習メニューを考案し、母の千歳さん(43)も食事で支える。
27日、雲南市役所で石飛厚志市長に受賞を報告。吾郷さんは「今まで練習してきたことが報われてよかった」と喜び、1月に控える小学生最後の大会を見据え「優勝して有終の美を飾りたい」と意気込んだ。
石飛市長は2030年の国民スポーツ大会で同市がレスリング会場となることに触れ「雲南のヒーローから日本のヒーローになりそうだ」と期待した。
最優秀選手は、日本レスリング協会の傘下連盟が選出し、同協会が表彰している。