中米グアテマラでは6日(現地時間)、フエゴ山から20キロほど南西に位置するパカヤ山の火口から流れ出した溶岩流が観測された。
防災機関は「火山の通常活動であり、フエゴ山の噴火とは無関係だ」と呼びかけている。
同国の地震科学気象研究所(INSIVUMEH)は6日朝、首都グアテマラシティから南南西30キロほど離れたパカヤ山(標高2562メートル)で、幅20メートル、長さ50メートル近い溶岩流が流出しているのを確認した。
溶岩流は現在、ロス・ポトロス鉱山に向かって進んでいるが、国家防災機関(CONRED)は、「パカヤ山ではふだんからストロンボリ式噴火を繰り返し、小規模な溶岩流を流出することがある」と述べて、今月3日に大爆発したフエゴ山の火山活動とは無関係だとの見解を示した。
一方、フエゴ山の噴火による死者は75人、負傷者は75人、行方不明者の数は197人に増えた。
大量に降り積もった火山灰や火砕流、火山泥流のなかでの捜索・救助活動が極めるなか、5日には再び噴火が発生し、捜索活動が一時休止した。
CONREDは「発見された死者は身元不明の人が多く、身元が判明すれば行方不明者の数が減る可能性もあるが、被害実態の把握には時間がかかる」としている。
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【日時】2018年06月07日(木) 10:35
【提供】ハザードラボ