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第二次大戦。ソ連軍がポーランド軍の将校クラスを大量虐殺して森に埋める。ナチスドイツが調査して告発する。ナチスはポーランドを侵略し、そのままソ連になだれ込む。独ソ戦のさなか、ソ連軍がどさくさにまぎれてポーランド軍が復活できないようにとどめをさした。戦後はナチスが悪者という世論一色になって忘れ去られていた。
ソ連崩壊後のロシアになってから、ゴルバチョフ時代、カチンの森の暗殺現場で発掘調査が行われた。サハロフ博士(旧ソ連の原水爆開発の物理学者、のちに平和主義に転向しアフガン侵攻を批判したため投獄、ペレストロイカ後、釈放)も発掘に立ち会ったものの、その後まもなく心臓麻痺で急死。
プーチンのロシアになってから、ロシアの議会で、ポーランドに謝罪すべきだなど議論が起こった。カチンの森事件についてカチンの森の遺族一行とポーランドのカチンスキ大統領夫妻がロシアに和解の催しにまねかれた。しかし一行の乗った旅客機がロシア国内に入ってから謎の墜落をし全員死亡。(ポーランド空軍Tu-154墜落事故)。カチン関連でロシアが謝罪しないといけない対象がいなくなった。