🌊 埼玉災害

ホンダ、期間工６００人削減　埼玉製作所で９月末までに
朝日新聞2011年4月28日

　ホンダは２８日、東日本大震災の影響で、国内の自動車生産が通常の５割にとどまっていることから、期間従業員を削減することを明らかにした。乗用車を生産する埼玉製作所（狭山市）の期間従業員６００人の契約を更新せずに徐々に減らし、９月末までにゼロにする方針。国内の自動車メーカーで震災後に期間従業員の削減を表明したのは初めて。

　ホンダがこの日発表した２０１１年３月期連結決算は、売上高が前期比４．２％増の８兆９３６８億円、純利益は同９９％増の５３４０億円。震災の影響は、研究開発施設の損傷や、生産停止で予定通りに車が売れず、４５７億円の損失を計上した。

　また、マツダが同日発表した１１年３月期連結決算は、売上高が前期比７．５％増の２兆３２５６億円、純損益は６００億円の赤字だった。最終赤字は３期連続。震災の影響で５２億円の損失が出た。山内孝社長は「事業そのものには揺らぎはない」と述べた。５月以降は国内での生産ペースは７〜８割で、１０月以降は震災前の水準に戻したいという。