北九州市小倉北区で２０１１年２月、大手ゼネコン「清水建設」の現場事務所に押し入った男が男性社員（当時５０歳）を銃撃し軽傷を負わせた事件で、福岡県警は近く、特定危険指定暴力団「工藤会」系組幹部ら数人を殺人未遂容疑などで逮捕する方針を固めた。 清水建設は暴力団の不当要求に応じないなど反社会的行為の根絶を掲げており、県警は工藤会が報復のために銃撃した可能性もあるとみて事件の全容解明を目指す。
捜査関係者によると、組幹部らは１１年２月９日午後７時過ぎ、同市小倉北区大手町の病院建設工事の現場事務所２階で拳銃を発砲し、男性社員を殺害しようとした疑いが持たれている。実行役の男はフルフェースのヘルメットをかぶって事務所に押し入り、拳銃を３発発砲。このうち１発が机に当たって跳ね返り、部屋にいた男性社員の腹部に当たった。男は外で待機していた別の男とバイクで走り去った。
[匿名さん]
＜福岡県警＞工藤会系組幹部ら逮捕 清水建設社員銃撃
9/8(金) 11:23配信 毎日新聞
北九州市小倉北区で２０１１年２月、大手ゼネコン「清水建設」の現場事務所に押し入った男が男性社員（当時５０歳）を銃撃し軽傷を負わせた事件で、福岡県警は８日、特定危険指定暴力団「工藤会」（北九州市）系組幹部ら数人を殺人未遂容疑などで逮捕した。県警は暴力団の不当要求に応じない姿勢を示していた清水建設に対し、工藤会が報復のために銃撃した可能性もあるとみて全容解明を進める。
捜査関係者によると、逮捕容疑は１１年２月９日午後７時過ぎ、北九州市小倉北区大手町で清水建設が進めていた病院建設工事の現場事務所２階で拳銃を発砲し、男性社員を殺害しようとしたとしている。実行役の男はフルフェースのヘルメットをかぶって事務所に押し入り、拳銃を３発発砲。このうち１発が机に当たって跳ね返り、部屋にいた男性社員の腹部に当たって軽傷を負わせた。襲撃の様子は事務所に設置された防犯カメラに映っており、男は外で待機していた別の男と一緒にバイクで走り去った。
県警は、みかじめ料（用心棒代）の支払いや工藤会の関連会社を下請けに参入させるなどの不当要求に従わなかった仕返しとして、組織的に銃撃に及んだ可能性があるとみて追及する。清水建設では０６年１２月以降、九州支店や子会社、施工したビルが発砲されたり、現場事務所に放火されたりする被害が相次いでいた。
建設会社を巡っては１１年１１月、北九州市小倉北区で暴力団排除活動に取り組んでいた建設会社会長（当時７２歳）が自宅前で射殺される事件も発生。県警は今年１月、１２人を殺人容疑などで逮捕し、このうち８人が殺人罪などで起訴されている。
[匿名さん]
６年前、福岡県北九州市で大手ゼネコンの社員が拳銃で撃たれてケガをした事件で警察は、８日、特定危険指定暴力団・工藤会の幹部ら６人を逮捕した。
殺人未遂などの疑いで逮捕されたのは、特定危険指定暴力団・工藤会の幹部、瓜田太容疑者（５４）や工藤会傘下の組幹部、田口義高容疑者（５２）ら６人。警察によると、瓜田容疑者らは２０１１年２月、北九州市小倉北区大手町の清水建設の工事現場事務所で当時５０歳の男性社員を拳銃で撃ち殺害しようとした疑いがもたれている。
警察は、工藤会がみかじめ料などの利権を守るため、みせしめに犯行に及んだとみていて最高幹部らの関与も視野に事件の全容解明を進める方針。
最終更新：9/8(金) 16:17
日本テレビ系（NNN）
[匿名さん]
工藤会「上納金」ノルマ半額に 進む弱体化 壊滅作戦3年、福岡県警手応え
9/7(木) 7:41
西日本新聞
工藤会「上納金」ノルマ半額に 進む弱体化 壊滅作戦3年、福岡県警手応え
福岡県公安委員会から使用制限命令が出ている工藤会本部事務所。組員の出入りはなく、閑散としている＝6日午前、北九州市小倉北区
特定危険指定暴力団工藤会（北九州市）の活動を巡り、幹部が工藤会本体に毎月納める「上納金」が昨年秋ごろ、半額程度に下げられたことが6日、捜査関係者などへの取材で分かった。福岡県警が2014年9月、「壊滅作戦」に着手してから11日で丸3年。中枢幹部の摘発などで組織が弱体化し、資金集めが困難になったことが要因とみられ、集中捜査が一定の効果を上げている。
[匿名さん]
暴力団排除に取り組む清水建設が狙われた銃撃事件について、福岡県警は当初から特定危険指定暴力団工藤会による嫌がらせとみて捜査を続けてきた。事件の社会的な影響は大きく、大型建設事業で暴力団に流れる「みかじめ料」を断絶するためにも、県警が「必ず摘発する」と臨んできたゼネコン襲撃事件。発生から約6年半後の容疑者逮捕に、業界関係者は安堵（あんど）感を漂わせた。
[匿名さん]
工藤会幹部ら逮捕に安堵「不安で仕方なかった」 みかじめ料断絶に業界期待 清水建設銃撃事件
9/9(土) 8:16配信
西日本新聞
暴力団排除に取り組む清水建設が狙われた銃撃事件について、福岡県警は当初から特定危険指定暴力団工藤会による嫌がらせとみて捜査を続けてきた。事件の社会的な影響は大きく、大型建設事業で暴力団に流れる「みかじめ料」を断絶するためにも、県警が「必ず摘発する」と臨んできたゼネコン襲撃事件。発生から約6年半後の容疑者逮捕に、業界関係者は安堵（あんど）感を漂わせた。
⇒【画像】現在の工藤会の組織図
「恐怖心を広く植え付けるため、業界に大きな影響力を持つ大手ゼネコンを狙った凶悪事件だ」。8日、小倉北署で記者会見した北九州地区暴力団犯罪捜査課の国本正春課長はこう力を込めた。
建設業界に詳しい関係者によると、工藤会は建設会社が公共工事や民間の大型工事を受注すると、息のかかった業者を下請けに入れるよう要求。実際より高く事業費を設定させたり、「地元対策費」を計上させたりして資金を得てきた。県警の工藤会壊滅作戦で摘発された一連の事件の公判でも、工藤会が建設業者などから合計で年間数億円を吸い上げていた、と検察側は説明している。
[匿名さん]
こうした工藤会による“支配”が崩れることを恐れ、暴力団追放に力を入れていた清水建設が狙われたとみて、県警は捜査を続けてきた。「影響力がある相手を狙い、最大限の効果を得ようとした」（捜査幹部）事件だけに、未解決となれば、今後も工藤会にみかじめ料を払う企業が絶えないのではないかという危機感が県警側にはあった。「関係者の協力を得て、確実な暴排につなげるために、挙げなければならない事件だった」と捜査関係者は言う。
今回の逮捕を受け、ある大手ゼネコンの幹部は「当時は気味の悪い事件が続き、不安で仕方なかった。もっと事件を解決して、安心して仕事ができるようにしてほしい」。2014年9月の壊滅作戦着手から3年。県警が工藤会の関与を視野に入れる未解決事件はほかにもある。国本課長は「工藤会が二度と県民に銃口を向けないよう、壊滅の手をいささかも緩めない」と語気を強めた。
＝2017/09/09付 西日本新聞朝刊＝
[匿名さん]
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