信濃川など堤防越え氾濫 民家浸水
台風19号 糸魚川など3市に災害救助法適用
台風19号が12日夕から13日未明にかけ新潟県に最接近した影響で、阿賀町の阿賀野川の14カ所、津南町の信濃川の2カ所、長岡市の浄土川などで水が堤防を越えて氾濫した。県は糸魚川、妙高、上越の3市に災害救助法を適用した。
県によると、上越市の矢代川と桑取川でも氾濫した。長岡市によると、市中央部を流れる信濃川支流の太田川が増水し、接続する浄土川の水があふれ、広範囲で民家が水に浸かる被害が出た。
県などによると13日午後までに、阿賀町で29棟、長岡市川口地域で4棟(非住家を含む)が床上浸水した。長岡市や上越市などで多数の被害が出ているが、全体の件数は確認できていない。