弁護士ドットコム 2019.7.8.
【伊藤詩織さん「やめてと伝えた」と証言 山口さんは「同意があった」と真っ向対立】
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が7月8日、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)で開かれた。
伊藤さんは「やめて、痛いと伝えてもやめてくれなかった」と証言、山口さんは「同意はあった」
>>40と話し、双方の主張は対立した。
●「痛い痛い」「やめて」と伝えた
伊藤さんは山口さんと食事をしていた寿司屋で2回目のトイレに立ってから、山口さんが宿泊していたホテルの部屋で目覚める午前5時ごろまで「記憶がない」と証言。
下腹部に痛みを感じ目が覚め、馬乗りになっていた山口さんに「痛い痛い」「やめて」と伝えたという。「お酒を飲んだ中で記憶をなくしたことがなく、起きたその後も意識ははっきりていて、気持ち悪さはなかった。確証はないが、レイプドラックを使われたのではないか」と話した。