>>687>>750
Posted on 2019年3月21日 09:58
.伝説の「平成・春のセンバツ対決」猛打の智弁和歌山が投手力を爆発させた!
平成以降に開催された春夏の甲子園で最も多い大阪桐蔭の63勝に次ぐ61勝を挙げている智弁和歌山。優勝は春夏3回、準優勝4回を誇っている強豪校で、その代名詞は“猛打・智弁和歌山”。だが、そんなチームが投手力で勝ち抜いた大会がある。1996年の第68回春の選抜だ。
この年の智弁和歌山は2年生が主体の若いチーム。中心にいたのがエース・高塚信幸(元・近鉄)−中谷仁(元・阪神など)のバッテリーだった。高塚は「(連投になるとヒジに負担がかかり)フォームが乱れてしまう」という理由でみずからスライダーを封印。その右腕から投げ下ろす快速球とカーブだけという投球スタイルを選択。1回戦の鵬翔(宮崎)戦で3‐0の2安打完封勝ちを収めると2回戦の沖縄水産との試合も4‐3で勝利し、ベスト8へ進出。そして大激戦となった準々決勝を迎えるのである。
相手は東京の強豪・国士舘。高塚は大会最速のMAX143キロの直球を武器に国士舘打線を抑えると、対する国士舘のエース・高野修平も左腕からの最速138キロの直球で智弁和歌山打線を翻弄。気づけばスコアボードにはゼロの数が24個も並んでいた。その投球内容は12回を投げ、高塚は被安打4、9奪三振。一方の高野は被安打8、6奪三振。無死からの走者が2度牽制球で刺されるなど、智弁和歌山がわずかに押しながらも点が取れない状況が続いていた。
Posted on 2019年3月21日 09:58
.伝説の「平成・春のセンバツ対決」猛打の智弁和歌山が投手力を爆発させた!
平成以降に開催された春夏の甲子園で最も多い大阪桐蔭の63勝に次ぐ61勝を挙げている智弁和歌山。優勝は春夏3回、準優勝4回を誇っている強豪校で、その代名詞は“猛打・智弁和歌山”。だが、そんなチームが投手力で勝ち抜いた大会がある。1996年の第68回春の選抜だ。
この年の智弁和歌山は2年生が主体の若いチーム。中心にいたのがエース・高塚信幸(元・近鉄)−中谷仁(元・阪神など)のバッテリーだった。高塚は「(連投になるとヒジに負担がかかり)フォームが乱れてしまう」という理由でみずからスライダーを封印。その右腕から投げ下ろす快速球とカーブだけという投球スタイルを選択。1回戦の鵬翔(宮崎)戦で3‐0の2安打完封勝ちを収めると2回戦の沖縄水産との試合も4‐3で勝利し、ベスト8へ進出。そして大激戦となった準々決勝を迎えるのである。
相手は東京の強豪・国士舘。高塚は大会最速のMAX143キロの直球を武器に国士舘打線を抑えると、対する国士舘のエース・高野修平も左腕からの最速138キロの直球で智弁和歌山打線を翻弄。気づけばスコアボードにはゼロの数が24個も並んでいた。その投球内容は12回を投げ、高塚は被安打4、9奪三振。一方の高野は被安打8、6奪三振。無死からの走者が2度牽制球で刺されるなど、智弁和歌山がわずかに押しながらも点が取れない状況が続いていた。