👤 オリジナルなりきり

え？あ、いや、このぐらい……。……あ、あ、あ、(単音と共に緩む襟首、言葉少なに栗拾いを始める相手を呆然と眺め、徐々に我が身に何事が起きたのか理解するとわなわなと拳を握り打ち震え、僅かながらイガ栗の残った紙袋がくしゃりと音を立てる)
——貴方のような方を待っていましたッ！！(途端、紙袋など何処へとも投げ遣って弾かれるように立ち上がるが早いか否か、素早い身のこなしで転がるイガ栗を弾き飛ばしつつ相手の前方へズザザザザと土埃上げ回り込み、今まさに栗を拾おうとした彼の手を取るや自身の胸元へ、キラキラと光る熱っぽい眼差しで相手を見詰め)
結婚してください！！(既婚者です)

それはよかった…よくこういう風にしちゃって相手に怒られる…んだ…よ…な… …?（苦笑いしながら呟くが相手の様子がおかしいのに気付くと手を止め怪訝そうに相手の方を見）
うわっ…え?…あ?…（突飛な行動を取る相手に困惑しながらも手を振り払えず、ただただ困ったような表情を浮かべ『首が絞まったショックで…?』とか脳内でぐるぐる考え）
結…婚。…でも俺花嫁修業してないし…ウエディングドレスが似合うかどうか…（困惑するあまり、それ以前に男同士である事を気にしないのか、と何処からか突っ込まれそうな言葉をごにょごにょ口にし）

怒るだなんてとんでもない！どいつもこいつも静観するか嘲笑うか追い撃ちをかけるか……だというのに！なんという紳士！なんという男前！こんなに人に優しくされたのは生まれて初めてだ……！好きです結婚してください！！(犯罪です。色んな意味で。固く握り締めた手をぶいぶいと振りつつ曇天色の瞳はただ一点、運命の人(？)の深い紅差す瞳を見詰め。この手を振り払わないのは受け入れる意思があるからですね！！)
花嫁修業なんて花嫁になってからで良いのですよ！似合いますともウェディングドレス！寧ろ二人で着ましょうウェディングドレス！！結婚しましょう！(人通りがないのが幸か不幸か、言葉を濁す彼にぐわぐわ首を縦に振りつつ散々無茶を喚き散らし。なんて控え目でお淑やかな花嫁さん！漸く掴んだ手を放すがしかし今度は両手もとい片手を大きく広げ、全身全霊をもってその胸に飛び込もうと)

それは酷いな…でも俺みたいに引っ張ってくれる人も沢山いると思うﾞ ぅ ぅ ぅ 。（相手の言葉にやっと相手の片手が無い事に気付き、そんな酷い事をする人間が居るのかと眉間に皺を寄せ深刻そうな表情を浮かべるが…掴まれた手を揺らされると身体と声まで揺れ、相手の真っ直ぐな瞳にシャイな性分から顔を赤くし、目を逸らすという勘違い?を加速させそうな行動をとり）
俺の地元だと婚姻前に済まさなきゃ駄目…というか二人ウエディングドレスなんてちょっと恥ずかし…あっ!待って…（相手の勢いに流され結婚式のイメージまでしたが、ハッと何かに気づいたような顔をした後抱き着こうとしてきた相手を制止するように手で相手の肩を掴み）

みんな僕に対する仕打ちがヒドいんですっ！僕何も悪い事してなおうっ！？な、何か問題でも……？(大有りです。恐らく常日頃の仕打ちも“みんな”のせいだけではあるまい。恥じらっていらっしゃる、ということは脈あり！！と斜め上の勘違いも絶好調に熱い抱擁を交わそうとするも敢えなく寸止めを食らい勢い余ってガクンと軽く鞭打ちになり、弱冠目を回しつつ首を傾け)
しきたり……しきたりなら仕方ないですね……。ならば今から！今からすぐに花嫁修業を開始しましょう！花嫁師匠なら任せてください！ウェディングドレスみんなで着れば恥ずかしくない！(僅かながら声を落とし思案げに目を伏せ、制止によりいくらか落ち着いたか……と思いきやそうでもない。勝手な決定を下すや拳を握り、次代を担う花嫁の育成に闘志を燃やし)

悪い事してないなら俺が代わりに仕返ししてやっても良いけど…。あの…
…忘れてたけど俺…本当は次男だけど長男だから…嫁入りは難しい気がする…。（真面目な表情でよく分からないっていうか忘れてたのかよ!みたいな事実を告げると、申し訳なさそうに頭を下げ）
それに俺料理も掃除も壊滅的に下手だし、他の嫁さん貰え…きっとウエディングドレスが一人でも着れる可愛い子が見付かるから。（冷静になったことで流されそうになっていた意思が何とか立ち上がり、既婚者である相手の肩をぽんぽんと優しく叩き嫁探しを応援し）

先ずは炊事洗濯掃除、お花にお茶と夫を癒すマッサージ……そして——はい？……自分で仕返しするのが怖いなら、誰か強そうな人に代わりに仕返ししてもらう……盲・点……！(花嫁修業と(独断で)決まれば話は早い、顎先に手を当て教養面や心理面まで抜かりのない修業計画を練り(当事者は置き去り)。些細な提案が耳に留まるや男気皆無で丸乗っかり、顔を逸らしニヤリと良からぬ笑み浮かべながらチラと相手を盗み見る)
次男だけど長男……、許されざる結婚！ならば駆け落ちあるのみ！果てしない逃避行駆け落ち！漢のロマン駆け落ち！盗んだ馬車で駆け落ちる！さぁ行きましょう！できないからこその花嫁修業なのですよ！燃・え・て・き——、た？(盛り上がって参りました(一人で)。至って冷静に告げられた悲しい現実にも諦めずに未来の花嫁の手を取り今にも走り出さんと、しかし次ぐ言葉と掌の乗る肩、はたとある事実に気付いては驚愕に目を見開きその場に座り込み)
…………ふ、フラれた……？(たぶん当たってるけど違う)

あ、お花とお茶なら経験有るぞ。チャイとかよく飲むから。
…俺はあんまり強くないけど、小さな嫌がらせくらいなら…出来る（紅茶の話を始めるとお茶したくなったのか美味しいお菓子を思い浮かべ空腹からしょんぼりしたような表情になり、強さには自信がないらしく相手の悪そうな表情に気付かないまま控えめに言い）
性別的にも結構許されざる結婚だな…うん…やっぱり可愛い女の子見付けろ…。
俺達このまま…お友達でいましょう…!（目を潤ませ表情は悲しげに（空腹で）肩を優しく叩いていた手をぐっとガッツポーズのようにして言うと、手を離し周りに散乱している栗を座ったまま再び拾い始め）

……性別がなんだってんだ……！みんなどーせ上手いこと言って結局のところ女が良いんだろ……！ク！可愛いお嫁さん貰って悔しがらせて……あ、あれ？(慰めの手を振り払い相手に背を向け膝を抱え、結婚話までいった恋が破れたショックに可愛いげもなく拗ねて散乱したイガ栗を拾っては投げ拾っては投げ……ふと、路上のイガ栗を見詰めて動きを止め数秒。相手を振り返り)
……僕もう結婚してました。この結婚はなかった事にして下さい。……でも結婚するにしろしないにしろ家事炊事ができないってのは問題ですよ。男子厨房に入るべからずはもう古い、これからは厨房男子の時代……ッ！いざ！花嫁修業！友達として！あと仕返しは本気でやると後が怖いので控え目にお願いします、友達として。(土下座と共に婚約破棄。掌を返すようについ数秒前の陰鬱な失恋ムードは何処へとも、正座に腕組み……はできないので左脇腹に手を添え一考、相手が大人しいのを良い事に独断で話を運んで高々と拳を掲げ)

……、お前…結婚してたの忘れてたって…奥さんに怒られるぞ…?(相手の拗ねっぷりを困ったような表情で見ていたが続いた言葉に暫くキョトンとするが、すぐに呆れたような表情に変わり)
厨房男子って何かどこかで聞いたことある感じの言葉だな…青春な感じか…。料理はしなくても外食とかで済むし掃除とかは何と無くで何とかなるじゃないかー…軽目の仕返しするんだから、むしろやってくれよー…友達として。（家事炊事は本当に苦手なようで拗ねたような表情のまま抱えたイガ栗を地面にコロコロ転がし『やりたくない』アピールをしながらちらちら相手を見）

それを知ってるのは貴方と僕だけ。……バレないうちは浮気じゃないもん！！(真っ当な突っ込みを入れる呆れ顔に向かい人差し指を縦に口先へ、言外に口止めをしたかと思えばろくでもない屁理屈を捏ね)
若気の至りのかほりがしますネ。あの頃は若かった。ク……！お友達まで僕を鼻でこき使おうと！そんなこと言ってるとあっという間にお家がゴミで溢れ返ってご近所と揉めに揉めた揚げ句に訴えられ身ぐるみを剥がれ引越しを余儀なくされ流浪の民となった末に砂漠で行き倒れたところを砂漠の国のお姫様かっこちょう美人かっことじに助けられ王族の仲間入りを果たしウハウハハーレムを囲って幸せに暮らすことになるんですからね！(遠い目で若かりし日々に思いを馳せ、間もなく現実に戻ると今度は相手が拗ねたらしく。フン、と鼻息荒く腰に手を当て上から目線、びしりと人差し指突き付けほぼ息継ぎなし、掃除嫌いから始まる恐怖の(？)未来を予言し)
その時は金の力でこっぴどい仕返しをしてやってください。友達として。あとちょっとだけで良いのでハーレムに参加させてください。友達として。

(若干寒がりなのか毛布を翼の邪魔にならぬよう配慮しながら身に纏い、翼をぴんと広げては折り畳んでを時折行いつつ比較的速めな度合いで飛行し)
ちょっと重いかな。もっと軽い毛布…できれば私のおふとんくらい羽っぽくて軽いのがほしいけどお金ないし日が苦手だし。ネ。…ーきゃっ！(目を瞑りやや不満げに呟きながら、緩やかにくるくると螺旋状に回り始めては次第に低空飛行へ移っていくも、それが地面に着きそうな程となれば運よく気付いて再度飛翔し)
……あっ！オルトリンデのおにいさんだ。ちょうどよかった。えーと、メモメモ…っと。(ふと視線をやった地上に見える一番新しく見覚えのある髪と左肩に気付き、二人がどんな会話をしているかも当然ながら知らぬまま懐を漁りつつ二人のすぐ傍へと頭を下に急降下して)
吸血鬼のゆーびん屋さんです！(着地やや前々に身体を丸めくるりと半転し、残りは足を伸ばしてしっかり膝の屈伸を活かし衝撃を和らげた着地が成功したと同時に周囲の足元へ弱い風を起こしその風に一枚の紙切れが舞い上がり、空かさず声をあげる最中には膝を上げ地面から跳ね上がるかのように空へ飛び)
バイバーイ。(毛布が地面へ着いた際に毬栗が絡まったらしくそれを幾つか持ち去っていき↓/ぇ)
(ちなみに紙切れには血の羽ペンでｵﾙﾄﾘﾝﾃﾞ宛の文字とスティニムの自宅への危険な道のりが記されていたりする)

※ちょこっと通りすがってみたり…。お気になさらず。笑

……そのうちバレると思う…俺聞かれたら答えるだろうし…会うかわかんないけど(はぁ、と溜息を吐くと困った大人というか駄目な大人というかな相手に哀れみ混じりの視線を向け)
凄いシンデレラストーリーじゃん、俺むしろそっちがいい。綺麗な奥さん欲しい。という訳でこれから掃除はテキトーにしとく!うん。(ハーレムで美人に囲まれる未来を想像し頬をぽっと赤らめながらやはり掃除は適度にサボろうと心に決め、珍しく満面の笑みで宣言し)
…お前奥さん居るんだろ、チクるぞ。まぁそんな素敵な未来が来たら熟女というか老女のみを集めたとこに参加させよう。友達だからな。（経験豊富な年上のお姉様方だぞ、と付け加えるがあまり嬉しくはないだろう待遇を真剣な顔で言って居るところに、）
……わっ…えっ、だ…誰…?え、何…?（いきなり急降下でやって来ていきなり去っていった少女?に目を丸くし、暫く混乱し、空へ飛び去る相手をぽかんとした表情で見送り）

(※うわ初めまして-!今度は是非絡みましょうね!>ｽﾃｨﾆﾑさん

——……うん？何奴ッ！？これしきの攻げぎぅ(空から去来する何らかの気配に仰ぎ見れば急接近する……毛布の塊。眉間に皺寄せその正体を見破ろうとするも見破る間もなく反転しつつ間近に静止する蜜柑色の頭にビクリと大仰に身を反らすや咄嗟に身構え、巻き上がる紙片を流れるような素早い動作で回避しようと試みるも見事に顔で受け止め)
ゆうびん……？(鸚鵡返しに顔に張り付いた紙を剥がした頃には郵便屋さんの去り際の背中が見えるのみ。中身に目を通すのは後回し、膝を使い片手で器用に紙片を折り畳んでズボンのポケットにしまい込みつつ暫しその背を見詰め遠く空へと昇る頃、漸くその正体に気付く)
く、栗どろぼう……！！>スティニム

(※また機会がありましたらよろしくお願いします(礼)

ヒ、ヒドい……！隠蔽工作と見て見ぬふりは円満な家庭を築く上で重要なテクニックなのに……！(大いに間違った家庭の築き方を宣っておきながら突き刺さる哀れみの視線にさもこちらが被害者とばかり、目に涙まで溜めてずずりと尻這いに相手から離れ)
逆玉は周囲の目がイタイんですよ！「お前どうせ金目当てなんだろう」と言葉にならない眼差しが……、ふ、ふーんだ！お嫁さんの顔も知らない癖に！一目見たらぶっとぶ美人さんなんですからねっ！ク……！美味しいところは一人占め……！(恐るべき予言にも怯むことなく寧ろ満面の笑み返す相手へ遠巻きに、やけに実体験染みた牽制をするも告げ口の脅しに口ごもり目を逸らす仕種に夫婦関係の一端を窺わせ。しかし恐ろしげなおすそ分けにキッと視線尖らせ反省の色もなくイガ栗一つ摘み上げてはぶいっと相手へ投擲。当たったらちょっとトゲが痛いぐらいで威力は皆無)
僕にも初々しいぷりんぷりんを分けてくれたって良いじゃないですか友達として！>レイジ

……それじゃ円満な家庭、築けないと思う…(相変わらず呆れと哀れみが入り混じった視線で相手を見つつも遠ざかる相手に近付くことはせず座ったまま自分の手の届く範囲の栗を全て拾い抱え込み)
別に俺は気にしないし…周りの目とか…。じゃあ、一目見たらぶっとぶような美人に出会ったらとりあえず『貴女の旦那に口説かれました』と言っておこう…。多分本人なら気付く…だろうし。多分。(日頃の行いが反映されるだろう、と妻帯者の辛さなど全く解らないようで本気でやるつもりらしく、一体何人の旦那が泣くのやら。)
痛っ…やっぱ駄目だお姉様方もやらん!…まぁ友達として見学くらいはさせてやるけど…（ちくちくと地味に痛い攻撃に眉間にシワを寄せ、投げられたイガ栗をぽんと投げ返し、先程集めた栗もついでに投げ）

キレイゴトだけじゃ生きてはいけないんですよ……。いちいち周りの目を気にしてなきゃ家庭は守れない！(ふ、と目を伏せては諦めと憂いを篭めて嘆息と共に世の無情を嘆くも内容は綺麗事云々でもない。戻す眼差しは諌めるような色を伴いながら自分の事は潔く棚に上げ)
き、鬼畜の所業……！紳士の皮を被ったおにちくしょう！！……イタイ！イガ栗イタイ！！いいもんお家に帰ったらお嫁さんに慰めてもらうもん！ちょう美味しいモンブランいっぱい作るけど友達としても分けてやるもんか……！みんなそうやってぼくのことをいぢめるんだ！纏めて訴えてやる！(凶悪な無差別テロ計画におののき竦み上がり当初の評価を覆し、何倍にもなって返るイガ栗爆弾の雨に打たれ早くも泣き出す旦那が一人。心の汗を流しながら相手へ向ける背に陰を背負って体育座り、散らばるイガ栗を積み始め)

…俺は、お前程周りの目を気にしてない人間は居ない、と思うんだが…(過去の言動と現在の言い分がちぐはぐな相手に自分を省みるようこちらも諌めるような言い方をして)
紳士の皮なんか被ってないぞー最初からこんな感じだ。……モンブラン?………ごめん。許してくれよ、…友達だろ?（少し楽しそうにイガ栗を投げていたが、美味しそうな名前が聞こえると頭皮への刺激になりそうな集中爆撃を止め、ササッと近くにある栗を拾うとしおらしい態度で謝罪しその目にはうっすらと涙が浮かび）

気にしまくりですよ！気にしすぎて胃に穴があったら入りたいぐらいでッ、うえぇーん(首だけで振り返っては涙目で相手を睨み付けなんか喚きつつ再び後頭部を向け。たところにぐさりと刺さるイガ栗。積みかけのイガ栗タワーも脆くも崩れ、尚も止まぬ集中砲火を背中に浴びながら隻腕で抱えた膝間を涙で濡らし、ぷるぷる震えながら時が過ぎるのをひたすらに待ち)
僕の心を弄んだんですねッ！鬼！ぷんだ！泣いたって許してやんないもん友達だけど！(相手は涙目だろうがこっちは既に大泣き(二十三歳既婚者男)、傍で聞かれたらちょっと誤解を受けそうな台詞を吐き捨てては唇尖らせ謝罪と共に近付く相手へ頑なに至る所にイガ栗の刺さる背を向け)

その穴に入ったら消化されるぞ…(面白いくらいに栗がグサグサ刺さる相手の頭部と背中の構造が気になりながらも相手の小さなボケに真顔でツッコミ。)
…………蹴るぞ。食べさせないと…ホントは友達にこんな事したくないんだけどな…。（スッと立ち上がると大泣きしながらまるで子供のように拗ねる二十代男性の背中をイガ栗を押し付けるように蹴る準備をし、その表情は微妙に愉しそうで）

胃潰瘍はツライんだぞ！先生！い、胃が！胃が溶けてなくなっ……(振り返りもせずに冷静なツッコミへと的外れな返答をして妙な小芝居など打つも、ハリネズミもといイガネズミと化した背中を小突く爪先にびくりと身を強張らせ)
……、…………うえぇぇーい！！どいつもこいつも僕のことを馬鹿にしやがって！やったろうじゃないですか！友達でもめたくそにしてやる！(数秒の沈黙。気の抜けた怒声と共に丸めた背筋をぐわんと反らし腕を振り上げてはひっつき虫の如く刺さったイガ栗諸とも相手の足を振り払う。素早く身を翻しつつ立ち上がるや楽しげな相手に正面きって身構え、牽制のつもりか当てぬ間合いで拳を繰り出し)

っわ?!…うぉとっとっとっ…!!!……ぅぅ…(足を振り払われると不意打ちだったせいかバランスを崩し片足で必死に持ちこたえようと数回跳んだ後、バランスを何とか取り戻した所に、軽くだが、相手の拳が鼻に当たり、びっくりしたらしく痛くは無いが鼻を手で覆い小さく呻き)
友達を殴るなんて…酷い…っ（うぅぅ、と大袈裟に泣くふりをして、俯き相手がどう出るか様子を伺い）

(※返信遅れすぎました…すみませんorz

え？あれ？……、勝ったーッッ！！(意図的ではなくとも拳に軽い手応えを感じるや相手が漏らす小さな呻き声、敵意に滾っていた目を丸め、自身の手と相手の掌に覆われた鼻先を見比べ、思う壷に嵌まったか拳を掲げ見当違いの勝利の雄叫びを上げ)
って、そそんな！ちょこっと当たっただけですよ……！ハッ！？まさか当たり所が悪かったとか……！？(ところが相手の様子が何かおかしい。慌てて手を振り己が無罪を主張しつつ様子を見ようと近寄ると、どうやら泣いていらっしゃる模様。そんなに痛かったのか、背中を流れる嫌な汗。どうしようお友達に大変なことをしてしまった！！かもしれない！)
け、警察に自首せねば！！(深刻な事態)

(※お気になさらず。お互い様ですので、ゆっくり進めましょう)

…ううぅ……鼻血出た…かも…(鼻をおおいながら涙声で言うが実際は全く、何のダメージも無く、ちらっと相手の慌てる様子を見て吹き出しそうになるのを我慢し)
くっ……ぶふっ……!!（あまりにも簡単に信じる相手に笑いが堪えられず肩を震わせ、思わず吹き出し鼻を覆っていた手は口元を抑え必死に笑いを堪えるが）
ぶはっ…はははっ…け、けーさつって…!!そんな…ぶふっ…当たってない…!(軽くパンチが当たっただけなのに『警察に自主』とまで考える程慌てている相手がよほどツボにはまったのか相手の肩をバシバシ叩きながら思い切り笑ってしまい)

(※ありがとうございます。よろしくお願いしますー

鼻血！！ま、まさか頭を打ったとか……！？(自分の拳一つにどれだけの破壊力があるかとかそういう問題はさておいて電光石火で走る妄想は恐らく相手も思わぬ場所へ、恐る恐るその肩に手を添えようとするも泣いたと思いきや突然笑い出したとなればぎくりと手を引き、妄想は確信へ！(本人の中でのみ)
おっ、お医者に行かねばぅっ！？(他人の話なんか聞いてたら妄想族はやってらんねえぜ！ネタばらしをされても依然として深刻な表情のまま肩を叩く手をガッシ掴むやレッツゴーお医者さん！と踏み出した足でガッシ踏み付けるイガ栗。足首を捻ると同時に平衡感覚を失い、受け身を取るべく掴んだばかりの手を離すも遅い。イガ栗を巻き上げながらも倒れる時は前のめり、ズベシャリともろに石畳へとダイブを果たし)

頭を打って鼻血は出な…い……?(笑ってしまったし嘘だと気づいただろうと顔を上げると依然混乱状態というか信じ切っている相手にポカンとして、心の中で『何か変な奴と友達になったな…俺…』と少々後悔し)
い、いや医者はいい…むしろお前が掛かれ…ってうぉうぅ?!（相手の信じっぷりに寧ろこちらが不安になりながらも騙した手前手を振りほどけずにいたがいきなり相手がコントの如く見事にこけたのを何となくスローモーションのように感じながら見届け、華麗な大ゴケで足元に転がった相手をしばし見下ろし）
はっ……大丈夫…か…?（目の前で起きたことをやっと理解するとしゃがみ込み、頭を揺らさぬよう相手の横腹をつんつんと指で突き）
まさか……死……

(相手の心中など知る由もなくものの見事に突っ込んだ石畳(とても硬い)。砂埃が立ちイガ栗が転がり、俯せに沈んだまま脇腹を突かれようとも沈黙を貫き数秒か十数秒かそこら)
う、ぐぐぅ……クッ……！これしきで……死んで、たまるかっ……！！(低い呻き声を上げ、右手をついては片腕支えにぬっと起き上がって四つん這いの姿勢をとる。微かに震えるその鼻からはターッと一筋鼻血が滴り大地に吸い込まれ。出血も意に介さずぐりんと首を回しては傍らにしゃがむ相手をキッと睨み付け)
よくろ騙したら！鼻血らんて出てらいじゃらいかっ！(出てる)

（暫く動かない相手を深刻そうな表情のままつついた後、手を合わせて悼もうとしたが、低い呻きが聞こえると手をぴたりと止め）
…おぉ…生きてたか…!!(起き上がった相手を支えようか支えまいか手を出せずに奇跡の復活（?）にちょっと感動していたが、相手の鼻から垂れる血に顔を真っ青にし)
出…!出てる!鼻血!!えーと…っ!!（流れる結構な量の血にあわあわ慌て、スッ…と何を思ったかチョップをしそうな構えをとり、気を篭めるかのように息を吐き）

ヒツレイ(失礼)な！生きてるに決まってるらろ！アヤヤ(謝)れ！今すぐアヤヤ(謝)——……(寧ろ生きてた事の方が意外とばかりの態度に目を尖んがらせ上体起こし正座の姿勢、止まらぬ鼻血と憤怒に発音も危ういまま隻腕を振り回して相手を威嚇し。が、一転。おもむろに取られる構えと相手の表情顔色に何だか痛いことをされそうな雰囲気を読み取るやびくりと威嚇ポーズのまま固まり)
し、死人に鞭打つ！獄卒……！獄卒がいる……！！(恐怖と驚愕に顔を引き攣らせては矛盾したことを宣いながら手は掲げたまま、ズザザザと膝擦りながらそれなりの速度で後退り距離を置き)

アヤヤ…?…まぁ、今はそれ所じゃないから…後でアヤヤるから、な。大人しくして…(聞き取りにくい言葉を『きっと混乱してるんだ』と不憫に思いながら流し、子供にかけるような優しい声色で相手を宥めながら手を構えたままじりじり近付く…が)
あっ!駄目だろ逃げちゃ!今鼻血止めてやるから!大人しく首の後ろ出して!（いきなり後退りされると、立ち上がり小走りで相手を追い詰めてゆき、間違った鼻血の止め方を本気でやるつもりのようで(普段素手で戦闘してる奴が放つチョップでは多分血が止まるどころじゃない）)

む！馬鹿にしてるらちくひょう！鼻血っていうか生物とひて止まっちゃいけらいものが止まりまし！(恐れおののきじりじりと相手と一定の距離を保ちながらも軽くあしらう子供扱いは聞き捨てならぬ、ふがふがと減らず口を抜かし。とはいえ小走りで迫る生命の危機！外見からは力量を計れぬもどうやら本気っぽい雰囲気、走って逃げようにも足が縺れ立ち上がれず、散らばるイガ栗を拾って投げ付けるも勢いを止めるに至るか。顔を青褪めさせばしりと依然出血の止まらぬ自身の鼻を塞ぎ)
止らった！止らりまひた！だいじょおぶれす！

大丈夫だ、手加減するかっうわらﾞ!!!(あと少しで捕まえられる、という所で投げられた栗を踏んでしまいこれまた盛大に転び、頭にイガ栗が刺さり軽く流血沙汰になりながらも這うようにして相手に近付き)
…本当に…止まったんだろうなぁぁあ…?（俯きながら這っていた顔を上げ、乱れた前髪とイガ栗出血でちょっぴり?ホラー風味な姿のまま相手に尋ね、鼻を塞いでいる手を疑うようにじとーっと見つめ）

痛くひないからって言われてほんろうに痛くなかったことらんて一度もらっ！？(立つこともままならない足で足掻きながら間近まで伸びる手にもはやこれまでかと、勢い付く動作をこちらに飛び掛かってくるものと思い更に身を縮こませるや先程から猛威を振るうブービートラップ・イガ栗による二人目の犠牲者が！倒れ込んだ相手を鼻を押さえたまま恐る恐る覗き見ては顔を上げる相手とばっちこん目が合い)
お　ば　け！！(まさに血祭り。刺激的なヴィジュアルにあられもない悲鳴を上げてはふらりと眩暈を起こし、べしゃりと地面に突っ伏す。その鼻からは時間の経過で勢いの衰えた鼻血が一筋)

おばけって…何でだよ!失礼な!(額から血が流れてる事に気づいていないのか眉間にシワを寄せプンスカ怒り、転んだ際に強く撃った膝をさりげなく摩りつつ何故か正座し。傷は浅い癖に場所が悪かったのか地面にはポタポタと血が垂れ)
って、…大丈夫か…。
（先程から転んだり転ばれたり血が出たり血が出たりしているせいで慣れてきたのか突っ伏した相手を口では心配しつつ相手の頭にイガ栗を積み上げて遊び）
おーい、死んだかー…?（イガ栗を積み上げるのに飽きたのか、こちょこちょと脇腹を軽く擽り）

(薄れゆく意識……遠ざかる声……今までの出来事が走馬灯のように流れては消え……こんなの今日だけで何回目だろう？頭の上に積み上がるイガ栗の墓標を遠くの出来事として感覚に捉えながら、もうふて寝してやると気のない呼び掛けをシカト決め込み)
うひゃうっ！？キャーえっぢゃぁぁあああ！！(ところが脇腹への不意打ちには寝てもいられず陸に上がった魚の如く全身で跳ね上がり、何故か頬を染めつつノリノリで相手に軽い平手打ちをかまそうと、平手が相手に当たるより早く頭上から降り注ぐ崩れ落ちたイガ栗の塔。少量破壊兵器(イガ栗)に打ちのめされて再び大地との邂逅を果たし)
……もう、ヤダ……こんなのばっか……(さめざめと泣く)

ぅわっ？！…ちょっ………あー…(脇腹をこちょこちょと擽った途端に勢いよく跳ね上がり、よく分からないノリで平手打ちをしてこようとした相手に喉から心臓が飛び出しそうな程驚き後ろへのけ反り、見開いた目に自分が積んだ栗が相手の心までをも打ちのめす様が映り)
お…俺も…今日はびっくりしてばっかりで…色々辛いかも……くっ…このイガ栗のせいで…!（自分の頭から垂れた血で汚れた服の胸元を押さえながら言い、頭に刺さったままになっていたイガ栗を抜き道の端へ投げ)

刺さってるよう痛いよう重傷だようみんなが僕をいぢめるよう……そもそも何でこんな沢山イガ栗が……イガ栗、栗……？(鼻血の次は涙が止まらず地面に伏したままえぐえぐと袖口で目許を拭い拭いにあらん限りの悲愴感を背負い己が身の不幸を嘆き。何故こんな事になったのだろう、相手が投げるイガ栗を地面から見送り思い返す数刻前の自身、そして忘れ掛けていたイガ栗たちの本来の役目)
モンブラン！！今何時！？(甘味(刺さらないし勿論痛くもない)の名を叫びつつがばりと身を起こしては慌ててベストの内ポケットから懐中時計を取り出し、文字盤を見遣るや否や二本の針が指し示す時刻にさっと顔から血の気が引き)
やべえ！！

(※そろそろ頃合いかと思いますので、次レスあたりで落ちさせていただきますね。長らくのお付き合いありがとうございました(礼)

…いや被害者意識強すぎるだろ…(可哀相に。とでも言いそうな声色だが、言葉は大人げなくグスグスと泣いている相手に冷たく(実際相手を虐めたし栗に八つ当たりまでした自分は棚に上げ)軽く数m引いたような表情だったが)
モンブラン?…ああ、さっき歌ってたなそういえば…(慌てたような様子の相手の時計を覗き込み、ちらりと相手の顔を見遣れば予想以上に深刻そうな顔色に少し驚き)
え、あ、急ぎの用か?!…俺拾うの手伝うよ!（これはきっと殺されたり殴られたりするんだろうと気の毒に思い、サッと立ち上がるといつにない急ぎっぷりで散らばりまくったイガ栗拾いを手伝い始め）

（※こちらこそ、お相手ありがとうございました。とても楽しかったです。新キャラなんでキャラ定まってなくて本当ご迷惑おかけしました…orz）

事実僕は常に被害者だッ！そ、それよりも早く帰ってモンブランを作らねば……！家庭崩壊の危機！！援軍感謝します！拾ったのはこちらへ！(自慢にもならない主張を返すも相手が思うより事態は深刻。時計をしまい鼻下に固まる血をシャツの袖で大雑把に拭き払っては立ち上がりつつ衣服についた埃も手早く落とし、早々に栗拾いに勤しむ相手に続いてかなり早い段階で放り投げた紙袋を回収しては路上に置いて栗拾いを始め、相手の協力もあって散々散らばったイガ栗は間もなく全て紙袋に収まり)
ほんとーにありがとうございましたッ！来てくれたらモンブランご馳走するんで！それでは！！(お礼とばかりイガ栗一個を相手に持たせては今一度頭を下げて自身が宿泊する酒場の名前と簡単な目印も相手に伝え、紙袋を抱え上げると慌ただしく危なっかしく走り去り↓)

(※いえいえ、迷惑だなんてとんでもない。お陰さまでとても楽しかったです。また機会がありましたら是非お付き合い頂けると幸いです。それでは、お疲れ様でした)

被害者って感じはしないけどな…っと、はいっ(相手の少し疑わしい主張に苦笑いしつつ栗を拾い、両手に抱えた投げられ踏まれ積み上げられ少しボロッちくなってしまっているイガ栗達を相手の持つ紙袋へさっと返却し)
おお…どういたしまして。家庭崩壊しないと良いな!頑張れ友よー!(お礼に貰ったイガ栗を片手に慌てて走り去る相手に手を振り言い、姿が見えなくなると手の平に乗った栗をじっと見つめ)
…これは…焼けば良いかな?煮る…?…っていうかさっきはモンブラン食べさせない、みたいな事言ってたのにな。…変な友達が増えたな…。（料理が本当に出来ないらしくイガ栗を見て首を傾げていたが『…そこら辺の女の人に聞けばわかるかも』と考えとりあえず調理法は考えない事にして、相手の言動を思い出し はは、っと笑うと、固まった血や埃や何やで汚れた顔を服の袖でぐいっと拭うと、真っ白だった服がすっかり雑巾のように汚れてるのに気付き）
…今日は…洗濯してみようかな。…花嫁修業だ。（楽しそうにくすくす笑うと歩いて来た道を引き返し、自宅へとゆっくり歩いて帰宅し↓）

(※お疲れ様でした。また機会があったらぜひ、お相手させてください。本当にありがとうございましたー!)

計居る？

(噴水の縁に腰掛け隣に置いたバスケットを開いては掌サイズの青いリンゴを取り出して膝に置き、それを両手の指で軽く支えた女性の年の頃は20代前半か)
(腰まで伸ばした金髪の毛先から半ばまでが通り行く者達が見る角度か光の加減かにより七色に変色するのも本人はさも当然のように、悠々としたそぶりでニコニコと鼻歌混じりにリンゴを色々な角度から眺め)

※寝る前に出すだけ出してみます。
リハビリがてら一人遊びのつもりですが置きレス待機も兼ねますので、駄文に付き合ってやってもいいぞという方はぜひ

(手に持つ果物も見飽きれば着ている淡い色のワンピースの裾を軽く持ち上げておもむろにそれをゴシゴシと磨き始め)
…こうもじろじろ見られると恥ずかしいわ。ああアナタ、これいかが？
…え？ふふ、心配しなくても毒リンゴとかじゃないわよん。何だったら私の家で半分こにする？なぁんて。(表情こそ照れている様子もなくそのままふわふわと何処かに飛んでいきそうな口調で心にもない発言をポツリと、次に通り掛かった獣人の男性に突如として声をかけては柔らかい笑みを浮かべ小首を傾げながら両手でブツを差し出し、困った顔を向けられるもやや強引に押し付けて立ち去らせ)

アレは本当にただのリンゴなのよん。…まだ青臭くて美味しくないだけ。(くすりと小さな笑みを浮かべ片手を頬に当てながら口ずさむのは男性の姿が見えなくなってからのことで)
(再度傍らのバスケットを探るも掌に伝わる感触はどれも先程取り出した物と同様、後方に両手をやり重心を背後の水面へ倒れない程度にして両足をぶらぶらと揺らし視線はふわふわとさ迷わせて)

…！………お一ついかが？(緩やかに視線を移しながら何かを考える事もなく過ごしていた最中、ふと目に入る黒のローブを身に纏った男性を見るや僅かに眉を上げ青リンゴを手に前回と同様の動作で呼び止め)
目立つ接触はしちゃ駄目だからねん……あら？もうそんな時間？じゃあすぐに戻るから…みんなにも宜しく伝えてちょうだいね。
…ふふ。残念。(表情こそにこやかにしたまま何かの隠密な接触かヒソヒソと微かなやり取りを交わした後、軽く手を振っては立ち去る男性の反応に残念そうな笑みを浮かべ青リンゴは終い、後にゆっくりと腰を上げては何処かへ歩いていき)

お得意先はこの道を真っ直ぐで良かったね？まさか移転してないとは思うけど…。(中から溢れんばかりの果物を積んであるリヤカーをゆっくりと引きずりながらとある店に向かい)

…………。(市場の隅に折り畳み式の椅子を組み立てるとドッカリと座り。そして無言で買い物を楽しむ客や店員のやりとりをスケッチブックに描き始め)