東シナ海に停滞する前線の影響で、九州北部や四国、近畿では、きょう昼前から13日夕方にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る所があるとして、気象庁が土砂災害や浸水、河川の増水やはん濫に警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると、中国大陸から東シナ海に停滞する前線が、今夜半から西日本に伸びて、九州の西の海上では低気圧が発生する見込み。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、西日本では大気の状態が非常に不安定となると予想される。
このため、西日本ではきょう昼前からあすにかけて、局地的に雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、ところによっては大雨となるおそれがある。
あす朝6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで四国の太平洋側が250ミリ、九州北部で180ミリ、四国の瀬戸内側と近畿地方で100ミリに達する見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒してほしい。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてほしいと気象庁が呼びかけている。
【日時】2017年05月12日(金) 09:31
【提供】ハザードラボ