最強の男は誰か。 そのテーマについて考えるとき、たいていの場合は屈強な姿の男達を思い浮かべるだろう。 しかし、ここで紹介するのはそういった予想を裏切る、 華奢な、しかし最強と呼ぶにふさわしい男である。 身長1メートル54センチ、体重45キロという小柄な体格ながら、 柔道家やボクサーら屈強な男たちを瞬時に投げ飛ばす。 戦後、その神業で合気道を世に広めたのが塩田剛三である。