映像に音をつけることは、映像に命を吹き込む作業であるといって過言ではない。音のサラウンド感、 力強さ、 凝縮度 透明感、 スパーク感は想像以上に情景を表現してくれる。音の大切さを理解し、音付けにも力を注いだ作品は映画を見ていてよくそのことが伝わってくるものだ。日本の時代劇などでも、山の中のカラスの鳴き声であったり、侍の足音であったり、屋敷のなかのすり足のおとだったり寺の鐘の音だったりと 音が表現する部分は極めて大きいエン...