背景にあるのはリターンライダーの増加と見られている。リターンライダーというのは、バイクブームだった1980年中半から90年代初めに中型二輪免許を取得し、バイクとともに青春を過ごした世代で、最近になって生活に余裕が出てきたのを機に再びバイクに乗り始めた中年・熟年ライダーのことだ。新車購入者の平均年齢は今や52歳、かつての若者も長いブランクを経て今や40代後半から50代になっていて、体力やバイクの性能の変化に感覚が追いつかず...