「おなごのくせに」「小娘に何ができる」 男性優位の風潮 今も 市町村議会の女性議員数 平均1割止まり〈政治 平等ですか? 鹿児島〉 「主人を差し置いて議員になるなんて許せない」。鹿児島市議会議員の志摩れい子さん(77)は、県議会議員に初当選した25年以上前、懇親会の場で言われたことを鮮明に覚えている。隣にいた夫は「気にしなくていい」と励ましてくれたが、やるせなさが込み上げてきた。 当時の県議57人中、女性は1人。立候補...