福島労働局は9日、企業が従業員に支払う休業手当を国が補填(ほてん)する制度で、新型コロナウイルス禍を受けて特例が設けられた雇用調整助成金(雇調金)を不正受給したとして、福島県新地町の宿泊業1社と、相馬市の飲食業1社への支給計約1億2000万円を取り消したと発表した。処分はいずれも5月30日付。 労働局によると、不正受給額は宿泊業が7605万円、飲食業が4439万円で、いずれもグループ会社。従業員らが休業していないにもかか...