日本郵便とゆうちょ銀行は2日、長崎住吉郵便局(長崎市)の元局長による金銭の不正取得問題で、顧客らから詐取した金額が12億4000万円に上るとの社内調査結果を発表した。被害は62人、計168件に及ぶ。 日本郵便によると、元局長は約2億7000万円を元金や利子として被害者に返金しており、実損額は約9億7000万円。被害者らと補償交渉を進めている。 記者会見した同社の衣川和秀社長は「お客さまに多大なご迷惑をお掛けし、深くおわび...