刺身包丁が滑らかに動き、柵のマグロが切り分けられていく。そのサイズはひと口大と呼ぶにはかなり大きく、見るからに食べ応えがありそうだ。マグロに続いてブリ、サーモン、タイなどにも包丁が入り、丼の酢飯に盛り付けられていく。調理しているのはトチョニカペペさん(25歳・以下、ペペさん)。金髪と黒髪のツートンカラー、首や手の甲や指先まで入ったタトゥー、耳や口に光るピアス。一見すると和食の料理人とは思えない風貌だが、栃木県足利市にある...