あるべきライフコースから脱線した人たちが生きるのが辛いというのは、日本に限ったことではない。脱線してしまった人たちは、人よりも優れた特技でもない限り、底辺に脱落していく。考えて見よ、そんなこと、当たり前な話ではないか。日本は、底辺を甘やかせすぎだ。外国であれば、脱落した者で、自国での復帰が見込めない場合、自らすすんで新天地を求め国を出る。自分で、自分が生きるための努力をする。自分自身で、生きる工夫をする。自分が生きるとい...