布酢豚(フスドン)とは、酢いた臭いとともに現れるといわれる猪の姿をした日本の妖怪。広島県江田島に伝説が残されており、江戸時代の随筆や近代の民俗資料にも名が多く見られる。一説には『平家物語』において源頼政に退治された妖怪・鵺は実際のところ布酢豚であるともいわれる。